キッチンの壁・天井下地が其々ほぼ完成しておりまして、システムキッチンの
設置を待つ状態となりました。
2階では既存梁を杉材で包み込む作業も完了しておりました。
窓廻りの障子鴨居、照明BOX、ヘッドボードといった下地の細工も徐々に
仕上がりつつあります。
本日はお施主様と共に唐紙の選定をするべく、ショールームにも足を運び
まして、かなり充実した半日となりました。
唐紙の選定はまだまだ続く予定です。
既存天窓からの光を廊下に誘うためのBOX下地。この天井部分には組子が設置され
眼を楽しませてくれる予定です。
2階では天井にヨシベニアも貼られまして、徐々に空間の完成形が姿を見せ始めました。
正面窓廻りにも間接照明やヘッドボードの下地が組まれつつあります。
1階でも天井の下地が施されているところ。ここに桜の羽目板が施されていきます。
ユニットバスも設置され、日に日に現場の状況が変わりつつあります。
そして現場に搬入されました「黒部へぎ板」の網代とジョイント部分に化粧で設置します
ゴマ竹の取り合いを確認。
今回は様々な種類の網代天井板や扉を使って参ります。
素材の競合もまた楽しみです。
本日は朝から工務店が保管されている材木を見るべく、京北町の倉庫へ。
なかなか立派なケヤキの板がありましたので、これを玄関の式台に選定。
床框には槐(えんじゅ)という樹種を選定。深い茶色で杢目の細かい材となります。
そして玄関の床の間には大判のケヤキ。
コチラの表面を削りまして、漆で仕上げていく予定です。
といった感じで色々な材料が徐々に決まっていきました。
そして午後からは現場へ状況を確認に。
2階でも勾配天井の下地が進みつつありまして、断熱材の敷設も進んでおります。
また、広縁に設置するペンダント照明の大きさなども現地で確認いたしました。
決めなければいけないことが山積みですが、ひとつひとつ慎重にお施主様と一緒に決めて
参りたいと思います。
襖の引手を選定するべく、五条の室金物さんへ。
写真は坪々と呼ばれる引手。お茶をされている方なら耳なじみがあるかもしれません。
そして月文字。月という感じを象った引手となります。
これらはほんの一例ですが、昔ながらの引手というのは物語性があったり、
見た目にも楽しいものが色々あって見飽きないですね。
今回はこのような引手を散りばめていきたいと思います。
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