空間工房 一級建築事務所

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宇治市Y邸リノベ<竣工>

21.04.26 Monday

託す想い

お引渡しの朝。

キッチンの上にはお引渡しの書類がセッティングされて

おりました。

お出会いから1年と2か月程の時間を経て、新たな空間に

生まれ変わりました。

このような玄関に仕上がるとは、初顔合わせの日には

誰も想像していなかったことです。勿論私も。

和室への出入りも玄関から別の和室経由でしたが

このリノベーションで、直接出入りを可能としました。

その出入口は特別室のようにも感じる。との感想も

頂戴いたしました。

間口を広く取り、少しRのデザインを施した竪繁の障子。

その奥には、今回畳の表替えのみを施した仏間が以前と

変わらぬ姿で佇んでおります。

下足収納も刷新。杉材で構成された趣ある造作家具が

訪れた人々をお迎えします。

かつては水回りがあった場所。

南東の日当たりの良い場所でしたので、今回は居室を

配置することで、その恩恵を受けることが出来るように

いたしました。

抜けない柱は部屋のインテリアとして残しています。

照明計画や内装クロスの色選びをその都度再考しながら

お施主様が持たれているご要望やお好みに加え、持たれている

雰囲気も加味しながらのご提案は楽しい時間でした。

2階の天井を解体し、立派な梁が出てきた際には

是非これを活かした、新たな空間にしましょうとの

ご提案も快く受け入れて頂きましたこと、感謝申し上げます。

仕上がりは、天井の高い心地よい空間となりました。

お引渡し時の機器使用説明などと同時に始まったカーテン類の

設置工事も着々と進み、リビングにはウッドブラインドが

取付けられました。

木の風合いと珪藻土クロス、木の羽目板など重厚な雰囲気に

合った窓廻りとなりました。

写真はお引渡し書類の説明中の様子。

お引渡し時の恒例の様子。

何度も何度も目にしてきた情景ですが、その度に思う

気持ちはいつも同じ。

「ご家族のことを守ってあげてくださいね。」

という想い。

これは、新しく出来上がった空間に託す想いです。

そして今回も、同じ想いを空間に託して現場を後に

しました。

Yさま。本日は誠におめでとうございました!

これからも末永く、よろしくお願い申し上げます。

宇治市Y邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)
21.04.17 Saturday

お引渡し前の竣工検査

玄関の様子。

造作の下足収納や建具、各種照明器具の設置も完了しまして

本日はお施主様によります竣工検査を実施致しました。

カーブを描く建具枠にも千本格子の障子が設置され

訪れた人が最初に目にする場所を少し演出しております。

障子の向こうは仏間が広がります。

歩を進めますと、リビング出入口となる格子戸があり

扉を開けるとピクチャーウォール兼アイストップ兼

耐震壁となる、ちょうな仕上げの壁が姿を現します。

仮に扉を開放しておいても中の様子が直接は見えない

仕組みです。

そんなリビングにもTVボードが設置されております。

スピーカーやウーハー、アンプなどが設置されるスペース

を設け、天井スピーカーも設置し、5.1チャンネルの

音響空間を創り出します。

正面には85インチのTVが据わる予定。きっと大迫力な

シアタースペースとなることでしょう。

2階にもスポットライトの照明器具が設置されました。

物干しテラスも完成し、いよいよ来週にはお引渡しと

なります。

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本日は内装クロス工事が完了しましたので、お施主様に

内装の様子をご確認頂きつつ、カーテン類のご提案を

行ないました。

キッチンも随分前に据わっておりましたが、養生を

めくってのご確認も頂きました。

シンプルジャパニーズナチュラル系の空間に黒のキッチンが

映えております。

カーテン選びはいつものキョーヒメさん。

部屋の用途やキャラクターによって、窓廻りの設えを

テンポ良くご提案頂けますので、頼り切っております。

私の出番は色の決定位なもので、スミマセン・・。

そして本日はそのまま場所を移して、家具選びも実施。

まずはアルクファニチャーポイントさんへ行き、ある程度

お好みを伺いまして、近くの提携店舗で実物をご確認。

今回はカンディハウスさんのウィングチェアをお選びに

なりました。

この椅子、滅茶苦茶座り心地が良いのでおススメです。

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クロス工事が完了。

写真は玄関ホールから和室の出入口を見たところ。

天井のタモ羽目板に珪藻土クロスのしっとりとした

感じが上品にマッチしております。

こちらは階段の登り口の様子。

踊り場の大開口からの日差しが舞い込み、正面の木目調

クロスを浮かび上がらせてくれております。

2階はお子様達の空間ですので、訪れる人が上がることは

ないでしょうが、正面の木目調クロスにより、少し上階にも

興味が湧き、2階への繋がりや広がりを感じて貰えるように

してみました。

そんな2階に上がりますと、木のトンネルのような廊下が

広がります。

正面には物干し場へとあがるステップと窓が、行き止まり感を

和らげてくれています。

一つの部屋は、木のトンネルがそのまま表出したアクセントの

壁とし、杉の格子と馴染ませております。

もう一方は格子を浮き立たせるような白壁とし、一つ一つ

特徴のあるインテリア構成としました。

順次照明器具などが取り付けて行かれますといよいよ

完成間近といった感じになります。

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