主寝室の飾り棚。少し変化のある開口部としてみました。
この飾り棚は拭漆仕上げ。下部には大牡丹柄の京唐紙をあしらった襖が設置されます。
左手の壁上部には手漉き和紙が貼られ、腰には竹が施されるなど、多種多様な自然素材で
空間が繰り広げられます。
玄関正面に配した床の間的空間にも曲面をあしらっております。
完成形はまだまだですが、出来上がりは照明の効果なども加わり、訪れる人々を温かく
迎える空間となる予定。
ここにも赤松皮付き丸太の化粧柱、漆塗の床板、畳、網代天井など色々な素材で空間が
構成されます。
そして広縁の既存サッシがいよいよ外されまして、木製建具へと更新されます。
まずは建具枠の施工が進められて参ります。
来週からは外壁の工事も始められ、あちらこちらが大きく変化し始めます。
玄関ホールの正面に床飾りを設けるのですが、写真はその床飾りの地板となる部分。
ケヤキを拭き漆で仕上げ、框を朱の漆でとしております。
ここに赤松の皮付き丸太が据え付けられて行く予定。
床の間の一部は曲面の左官壁が設えられ、奥行き感のある空間が訪れる方々を
出迎えてくれる予定です。
2階の寝室には下がり天井部分に網代が設置され、完成形へ一歩近づきました。
トイレの天井にも網代が据えられ、黒竹の竿縁と共に良い感じに仕上がりつつ
あります。
玄関の床柱も現場でご覧のように加工中。
竣工に向けて一歩一歩進んでおります。
写真はトイレの天井に用いられる亀甲型の杉網代板。
各所天井の仕上工事が着々と進んでおります。
例えば写真の左手は広縁の天井で、黒部へぎ板の網代天井となっております。
右手は茶室となります天井で、杉中杢の無垢板天井。
といった感じで部屋ごとに色々な表情の天井が出迎えてくれます。
現場では飾り棚に設置予定の北山杉化粧絞り丸太が大工さんの手によって
加工が進められていたり。。
写真奥に赤松皮付き丸太が設置されていたり。。とこれまた空間を彩るかの如く
表情に富んだ化粧柱などの据え付けが進んでおります。
これからもどんどん空間の表情が変わって参りますので、乞うご期待です。
廊下の曲がり角に設置する北山杉の化粧磨き丸太。見せ方を検討し、もう少し中に入れていただくように
お願いしましたが、ちょっとしたワンポイントになってくれる予定。
この領域には実は色々な要素が空間を構成することとなりますので、それらを統合する一つの柱としての
役割も担ってもらいます。
2階ではチラッとしか見えませんが、手斧仕上の床フローリングがほぼ施工完了しておりまして
これから壁廻りの仕上工事へと入って参ります。
パウダールームでは天井タモ羽目板の施工が始まりまして、割付はランダムになるように
して頂いております。
照明器具の割付も羽目板のジョイントにダウンライトが設置される予定。
完成形を段取りしつつ、工事は進められます。
茶室では杉の無垢板天井の施工がいよいよ始まりました。
イメージ通りの中杢目。まあ、実物を見て選定しましたので当然ですが
あるべき場所に納まっていく姿を見ると非常に心が浮き立ちつつ、落ち着いて
参ります。
といった感じで、各所で着々と完成形を迎えつつあります。
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