今年の4月末に竣工いたしましたT様邸。竣工当初から落ち着かれた頃を見計らって
7月頃に竣工写真は撮りましょう!と約束していたのですが、撮影予定日程がことごとく
雨や台風に邪魔をされまして、ようやく本日撮影させていただくことが出来ました!!
なんと、竣工から丸半年経ってしまいましたが、その間に色々な調度品や小物、
観葉植物、などがセンス良く揃えられまして、返って良かったなと思っております。
下の写真はそんな撮影風景の一部。。
2階のど真ん中に設けられた開放的なスカイテラスを撮影している背後から撮影。
さてさて、どんな写真に仕上がるのか今から楽しみです。
午前中の撮影は一区切りつきまして、また夕方から夜景の撮影に伺います。
追伸:今朝の空の様子は「なんだか怪しいな」という感じでしたが、撮影開始時には
青空が広がり、撮影日和となりました!(ほっ)
本日は別件の打ち合わせにてT様邸にお邪魔しましたが、2ヶ月程入荷待ち
だったソファも搬入されておりまして、良い感じにリビング空間が整っておりました。
写真に写っておりますローテーブルとTV台も、お引渡し後に設計依頼頂いた
造作家具。搬入後初めて拝見/確認させて頂きましたが、これまた良い感じ
に仕上がっておりました。
自分で設計した空間や家具に囲まれてのお打ち合わせは、なかなか経験
することができませんが、今日は貴重な経験をさせていただきました。
T様ありがとうございました!!
そして、お引渡し時は真っ赤に染まっておりました庭の出猩々もみじも、
すっかり緑色に変化しておりまして、時の流れを感じた次第です。
Tさまより初めてご連絡いただいたのが、昨年の4月15日。留守電に設計依頼が入って
いたのを覚えております。そして初めてお出会いしたのが、4月30日。気がつけばほぼ
一年が経ちました。そんな本日4月27日に、お引渡しをさせて頂く運びとなりました。
2週間ほど前までは中が丸見えだった外観もご覧の通り焼杉板の塀で囲まれました。
また、2階の出窓部分にも格子が設置されまして、すっかり落着いた雰囲気をまとって
おります。近くから見上げますと・・
格子と軒天井が醸し出す木の風合いが青い空を背景に良い感じです。軒の出は900mm。
出窓の出幅は300mm。としておりまして、其々が外壁に落す影の深さが、時間の
移り変わりと共に変化するのもまた楽しいものです。
ちなみにもっと近付いて、真上を見上げる感じですと・・
こんな感じ。深い軒庇が訪れる人々を出迎えてくれます。
そして、今となっては遠い昔に感じますが昨年末に材木屋さんに選びに行った化粧柱
も、階段前に存在感を持って佇んでおります。直径は150~180mm程度。北山杉の
磨き丸太です。そして今回は竣工の御祝いに観葉植物をお贈りしました。少し手間は
かかりますが、Tさまの手によって成長してくれることと思います。
全体に昭和レトロの雰囲気を目指した空間ですが、実はオーダーの扉に入れるガラス
にもこだわっております。
少しレトロな雰囲気を持ったガラスを探してきました。「がらすらんど」という卸メーカー
が扱っているガラスです。
お引渡しは終わりましたが、現在この空間に合うTVボードとダイニングテーブルを
オーダーで家具屋さんに創っていただくこととしました。デザインは勿論、当工房。
建具も家具も設計した空間に合うデザインとなるよう、設計しております。
そんな家具たちが入った空間は、より落着いた雰囲気になることと思います。
それではTさま、これからも末長く宜しくお願いいたします。
完成間際の怒涛で濃厚な一週間が過ぎまして、本日は確認検査機構によります
完了検査の日でした。
無事指摘事項もなく、検査は終わり、検査員の方は帰って行かれました。
そんな時間のあと、ほぼ一週間前に嵐山付近にお施主様と一緒に選定しに行った
植栽を眺めつつホッと一息。写っているのはそんな写真です。
植栽選定が遠い昔のように感じられます・・。
それでは今回は内部の雰囲気を少しお見せいたします。
まずは1階の様子。
天然石の壁が印象的ですが、天井は代萩ベニア、床はアメリカンブラックチェリー、
キッチンや建具にはナラやタモ、化粧柱に北山杉、開口部には一枚目の写真に
移っている通りワーロンの障子、天然石以外の壁は珪藻土の左官塗り。といった具合
に自然の素材をふんだんに使った空間としています。
年月を経るごとに美しさと味わいが増すことを目指しました。昭和のレトロさが漂う
空間に少しは近付けたかな、と思っております。
そして2階は雰囲気をガラッと変えまして・・・
基調となりますのは、右手にチラッと見えております白くてサラッとした空気感を持つ
空間。そこに白黒の市松模様をあしらった水廻り空間を出現させました。ただの白黒
ではなく石調の雰囲気/素材感を持った風合いとしています。
寝室と水廻りに温度差が出ないよう、水廻りは部屋と一体化出来る空間構成として
おり、温度のバリアフリーも図っております。
写真の右手にはスカイテラスと呼んでおります屋外空間が広がっておりまして、
屋内に光と風を供給してくれます。
とまあこんな感じに仕上がりました。竣工写真は今回は家具が入ってからの撮影を
予定しております。概ね3ヶ月後にはアップ出来るかと思いますので、全貌をどうぞ
おたのしみに!!
« PREV td> |
|