設備配管を進めるにあたり、既存土間コンクリートが剥がされると同時に
庭に2つ程ありました既存の大きな沓脱石が撤去された状態となりました。
この庭を茶庭風とするべく、現在は造園のプランを検討している段階です。
また、設備の配管工事も進行中でして。。
既存の桝を移動したり、新しい配管ルートを確保したりといった作業中。
新しく出来る庭にあまり野暮なものが見えないように、配管レベルなども
検討しつつ、進んでおります。
これまでは既存解体の方向でしたが、これからはいよいよ新たに築造
する方向に向かいますので、毎週の確認作業を実施していく予定です。
進捗の状況をどうぞお楽しみに!
解体工事がほぼ完了しまして、柱や梁の状態が目視出来る状態となっております。
台風24号の被害が無いか現地確認致しましたが、雨漏りなどの様子もなく
現場は無事でした。
さて、写真中央の化粧柱(緑色の発泡スチロールで養生されている柱)を残す予定で
おりましたが、状態を確認してみますと上部の接合部分に脆弱性が見受けられ
ましたので、急遽柱を入れ替える方針となりました。
メインの空間となりますので、その材種なども慎重を期す必要がございます。
今回施工頂いております竹内工務店さんの倉庫には様々な木が保管されており
ますので、その中から空間のコンセプトに合った材料を選定いたしました。
材種は桜。その現物を確認するべく、嵐山の倉庫へと行って参りました。
これを八角形に加工し、空間の中央に据え付けて参りたいと思います。
これで楽しみがまた一つ増えました!
解体作業が順調に進みまして、構造躯体(柱や梁、基礎など)が目視出来る
状態となりました。
内部の間取りを変更する箇所がありますので、それに伴って柱の位置を移動したり
撤去する必要があります。
構造耐力を確保しつつ、間取りの更新ができるのが木造の優れた点ですが、どうしても
撤去できない柱もあったりします。
それは骨組みだけの状態にならないと分からない点もあり、リノベーションの難しい点
でもあり、知恵を絞る点でもあります。
本日は、どのように対処していくかを構造設計者と共に現地で検討いたしました。
左が構造設計のHさん。右が現場監督のNさんです。
最難関の補強箇所を検討中。。
増改築の形跡が見られ、そこそこ複雑に柱と梁が絡んでおりますので、その辺りを
整理しつつ、今回のリノベーションプランにあった補強方法を私も含めた三者で
意匠性、構造安全性、施工可能性の各側面から検討を重ねます。
新築のように予定調和的に進まないのが、リノベーションの醍醐味でもあります。
なんとか三者の妥結点が見い出せましたが、2点ほどお施主様にご確認すべき
事項が出て参りましたので、今後相談が必要です。
その他の様子は下記のような感じで、着実に進んでおります。
今年の冬から設計を開始しておりました京都の東山に位置するお宅の
リノベーション工事がいよいよスタートいたしました。
本日の解体業者さんは全部で6名。若き猛者の作業員の方達が非常に効率よく
解体作業を進められております。
台風の影響で着工が一週間程度遅れてしまいましたが、その遅れを確実に
取り戻しているような気がします。
小屋裏には上棟の棟札が恐らく数十年振りに顔を出しました。
建設当時から数十年の時を経て、この度また新たな空間に生まれ変わりますので
どうぞ見守っていてください。
床下も防湿コンクリートが打たれておりまして、安心いたしました。
解体が完了し、構造躯体が現れますと、構造設計者と補強方法などを検討して次の工程へと
移っていく予定です。
来年2月頃の竣工を目指して、いざスタートです!
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