遠方にお住まいのため、本日は着工以降初めてお施主様に現場をご覧頂きました。
すっかり骨組みだけとなった姿に興味津々のご様子でした。
構造上どうしても動かせない柱や、間取り変更に伴い構造補強が進んでいる箇所など
ご説明いたしまして、内部の構造がどうのようになっているのかご覧頂きました。
新たに設けられた梁と既存の梁もボルトで緊結されていたりと、構造補強も
着々と進んでおります。
劇的な変化まではまだまだですが、構造や断熱など建物の基本性能となる部分の
作業中です。
見た目は地味ですが、大切な工程でもあります。
間取りの変更に伴いまして、今回は柱の移動なども行います。
その影響で既存の梁を新しく受け直す必要もある関係で、写真のように背の高い梁で
既存の梁を受けるなどの構造補強が進んでおります。
写真の梁は天井裏に隠れるのですが、一部見えてくる梁もございます。
その梁は化粧梁とし、節の少ないものを設置致します。
こちらが化粧梁。
松材となりますが、杢目も細かくてキレイですね。
外部の足場も立てられまして、軒天の下地工事も進んでおります。
ケイカル板だった軒天ですが、今回は杉板に更新することで和の趣を増していく
予定です。
そして先週に引き続き床下の断熱工事が進められておりますが、断熱材が入った所から
順次床板の合板も設置されていっております。
現場内にドンっと置かれた白い塊。
これらは床下にこれから設置していく断熱材でして、厚みが100mmあります。
これまでは断熱材が入っていなかったようですので、これが入るだけでも随分熱環境は
良くなります。
新たな土台の設置や床暖房用の配管工事なども進み、本日よりLDK部分の断熱材の施工が
始まりました。
もうなんだか床暖房の先行配管(緑の管)が凄いことになっています。
これを見るだけでも、冬場は暖かさが確保できることが想像できます。
ここが大元となって、必要な各居室へと分配されて参ります。
外部ではサッシの入れ替え・解体・外壁仕上などに備えて、足場の設置も始まりました。
内部では、断熱や設備工事と並行して今回新たに設置された梁や柱などもチラホラと見られる
ようになり、着実に前進している感じです。
ちなみに写真の奥に見えている黄色い包は壁や天井裏に設置する断熱材達。
まずは構造躯体の安全性と断熱など熱環境の整備から抜かりなく進んでおります。
一部土の状態だった土間にもコンクリートが打設され、基礎廻りの工事が進んでおります。
設備配管工事も進められ、本日はメインとなります木工事の納まりについて大工さんを交えて
打合せ。そして電気屋さんとも照明やコンセントの件で現地と図面を照合しつつ打合せを
重ねました。
化粧梁の材料については只今仕様を検討中につき、まだ現場には搬入されておりませんが
構造補強となる梁材なども搬入され、少しづつではありますが前進しております。
そしてサッシの入れ替えに伴い、カラーサンプルにて既存の外壁の色と見比べつつ
どの色にすべきかの検討も進めております。
さらに、茶室の天井板も現物を確認するべく、銘木屋さんに伺いました。
中杢でやさしい色目の杉板があり、茶室の雰囲気には合いそうです。
こちらもまだ決定ではありませんが、お施主様と検討を重ねたいと思います。
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