内部の造作工事が着々と進められております。
写真はトイレや洗面の天井。杉を薄くスライスしたものを網代に編んだ化粧材です。
光の当たり方によりまして、なんともいえない上品な雰囲気を醸し出してくれます。
ちなみに水廻りですので、壁下地は耐水のプラスターボードを使っております。
その他の天井下地もアチラコチラで進められております。天井下地が出来て来ます
と、結構「進んだ感」を感じることができます。
今回、天井には場所によりまして色々な仕上げを施して行きますので、それぞれの
表情が楽しみです。
外部は随分と進んだ印象を受けます。なぜなら、建物の中央をズバッと突き抜ける
中央の壁仕上げ(石調タイル)が完了したからです。
というわけで、本日は久しぶりに建物の全貌をチラッとお見せいたします。
遠目にも中央の壁の存在感を感じていただけるかと思います。
今日から3月。だからというわけでもないでしょうが、随分と温かい気候となりました。
職人さん(大工の棟梁)も「今日は温いね~」とご機嫌なご様子。雪模様の寒い日が
続いていましたからね。きっとこれから、作業のピッチもあがることと期待しております!
いや、決して遅いわけではなく、広いのでやってもやっても終わらない。というのが
いいぶんだと思いますが。。大工さんも、ほぼ4人体制で施工にあたってらっしゃいます。
普通の住宅の2~4倍体制ということを考えますと、これ以上あまり無理も言えません・・。
外部では左官下地の上塗りがほぼ完了を迎えますので、あとは養生期間を取りまして
塗装仕上げを施すのみです。
内部では先週に引続きまして天井の下地・ボード工事が進んでおります。
そして外部では、いよいよ2種類目の石調タイルが貼られはじめております!
建物の中央をズバッと横断するように設けられた壁。いわばこの建物の背骨みたいな
存在。その壁を彩るのが、写真に写っております石調タイルです。
ご覧の通り、凹凸あり。いろいろな大きさあり。濃淡あり。といった感じのすごく特徴の
ある石調タイル。以前ご紹介しておりました砂岩タイルと相まって、非常に重厚感や
奥行きのある表情/外観が創出される予定です。
一種類目の砂岩タイルの施工も残すところ僅かなのですが、タイルとタイルの間に
埋める「目地詰め」に結構時間が掛かりそうです。時間が掛かるということは、手間
が掛かるということ。手間が掛かるということは、それだけの味わい深さが出ると
いうこと。だと理解しております。
足場は桜が咲く頃には外されていることでしょう。。
春が待ち遠しいこのごろです。
内装壁のプラスターボードが貼られた部屋から順次、天井の木下地組みが施工され
ていっております。
天井も壁も殆どが左官仕上げとなりますので、天井と壁が出会うところには見切り材
が設置されています。
木造の場合、地震が起こらずとも、「木」自体が乾燥収縮で動いたりします。
下地が動きますと、それにつられて下地に貼られたボードも動きます。
ボードが動きますと、ボード同士がぶつかる場所では何らかの変化が起こります。
その変化はひび割れなどとなって、目に見えるカタチで現れます。
特に入り隅となります「壁と天井」「壁と床」などといった箇所は、その変化が顕著/
如実に現れます。
その変化を少しでも吸収してくれる「余白」があれば、ひび割れなども少なくなります。
というわけで、説明が長くなりましたが、見切り材が設置されております。
クロス仕上げの場合はある程度、クロス自体が伸縮してくれますので、必ずしも見切り
がいるわけではないと考えておりますが、左官や塗装仕上げでは必須と考えております。
そしてその見切り材の色は、なるべく最終仕上げの色に合わせるように前もって決めて
おります。
単に天井下地が組まれた写真なのですが、その裏には色々な意図が詰まっております。。
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