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12.02.16 Thursday

天井下地進行中

姫路市T邸天井下地

内装壁のプラスターボードが貼られた部屋から順次、天井の木下地組みが施工され

ていっております。

天井も壁も殆どが左官仕上げとなりますので、天井と壁が出会うところには見切り材

が設置されています。

木造の場合、地震が起こらずとも、「木」自体が乾燥収縮で動いたりします。

下地が動きますと、それにつられて下地に貼られたボードも動きます。

ボードが動きますと、ボード同士がぶつかる場所では何らかの変化が起こります。

その変化はひび割れなどとなって、目に見えるカタチで現れます。

特に入り隅となります「壁と天井」「壁と床」などといった箇所は、その変化が顕著/

如実に現れます。

その変化を少しでも吸収してくれる「余白」があれば、ひび割れなども少なくなります。

というわけで、説明が長くなりましたが、見切り材が設置されております。

クロス仕上げの場合はある程度、クロス自体が伸縮してくれますので、必ずしも見切り

がいるわけではないと考えておりますが、左官や塗装仕上げでは必須と考えております。

そしてその見切り材の色は、なるべく最終仕上げの色に合わせるように前もって決めて

おります。

単に天井下地が組まれた写真なのですが、その裏には色々な意図が詰まっております。。

姫路市T邸<竣工> | by muranishi | comments(0)

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