今日は夕方から生憎の雨でした。どんよりと暗くて、湿気の多い日は建物も少し暗く感じますが、
季節や時間によって表情が違うのも建築の魅力の一つと思います。
現場では外壁のモルタル下塗り工程に入りました。窓廻りも造形的に化粧が施され、ますます
家らしくなってきました。外壁は面積が大きいため、後々モルタルにひびが入る可能性がありま
す。そのため次の上塗り工程までに十分な養生期間を確保し、現時点でたくさんのひび割れを
起こすような材料配分とします。何に於いても隠れてしまう下地が大切ということです。
急がず、手を抜かず、しっかりと工事ができる期間を確保するスケジュール管理も、設計段階で
は大切な仕事です。
いよいよ外壁の色を決める段階です。色の系統は設計段階でも決定をしているのですが、微妙
な色違いで明るすぎたり、暗すぎたりとなります。面積が大きい分細心の注意を払うところです。
先日設置して頂いた浴室のリモコンの取付け位置に誤りがあったため、パネル交換と配線穴あけを
再度行って頂きました。浴室は、あめりか屋さんの工事ではなくお施主様からの直接発注・工事の
ため、工事業者さんとの意志疎通が取り難いのが難点です。何はともあれ、これで無事完成です。
外壁工事も順調に進んでいます。壁内の通気を確保するため、胴縁(桟木)を設けて隙間を確保し
ています。壁内の結露防止のためには、十分に換気をする必要があるためです。壁の下部や上部
の屋根軒裏にもスリットを設けています。気圧差を利用して空気の流れを起こす手法です。
この後、モルタルを塗っていよいよ仕上げ塗装となります。面積も大きいため、あめりか屋さんに外
壁の色見本をたくさん用意していただいているので、慎重に選んでいきたいと思います。
本日のメインは浴室(TOTOシステムバス スプリノシリーズ1717サイズ)の設置工事でした。朝、搬入と同
時に検品を行い、夕方には施工後検査を行うという一日仕事になりました。 きれいに施工して頂
いたのですが、リモコンの設置位置を間違えていたため、後日その部分のみパネルごと遣り替え
をしていただくことになりました。 浴室は、 白を基調として温かみのあるベージュをポイントに取り
入れており、明るく清潔感のある空間に仕上がっています。
上の写真は2階の8畳程もある大きなバルコニーです。現在は梅雨のため、屋根が出来上がるま
でしっかりと養生をして頂いているあたりはさすが”あめりか屋”さんといった感じです。? 左手には
手摺の骨組みが出来上がっていました。 塗装して、ステンレスのワイヤーの桟を通せば完成とな
ります。? このバルコニーはプライバシー性を高めるために腰壁で囲われた構成ですが、中庭に面
するこの手摺部分のみ開放されたデザインとしています。その他現場では、電気配線や設備配管
も完了し、サッシ枠も取付けられました。 外壁防水シートや軒天下地などの外部廻りも順調に進
んでいます。いよいよ外観や個々の空間も形作られ、よりイメージがし易くなってきました。
出来上がりがとても楽しみです。
今日は、確認検査機関ERIによる中間検査が行われました。
指摘事項は一つもなく、構造体の安全を確認頂きました。
現場は外部の作業が進み、鼻隠しや破風板、軒天の下地が施工されていました。
和風建築は屋根のバランスが重要だと思います。
軒の長さ、高さ、出巾、鼻隠しや破風板など一つ一つの部材の寸法を決めるにも大変気を遣います。
写真は瓦が載せられる玄関棟の屋根廻りです。
建物の顔となる部分ですが、早くも重厚感のある面構えを醸し出しており一安心といったところです。
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