駐車場3と呼んでおります、魅せる駐車場。
ただの車の保管場所ではなく、そこで車を愛でたり
整備をしたりする空間。駐車場というよりも居室と
言った方がよいかもしれません。
その空間の一つの特徴ともなります、羽目板仕上げの
下地が形成されております。
鉄骨階段もここから木製の踏板が設置され、鉄部分を
黒塗装に仕上げて参りますと、完成形は随分違った
印象に仕上がる予定です。
メインとなりますリビング空間でも下がり天井部分の
下地が形成されつつあります。
徐々に空間の外郭が仕上がってきた印象です。
足場が外されまして、外観が再び姿を現しました。
屋根の葺き替えや外壁の塗装、板張り部分の補修などが施されまして
すっかりキレイになりました。
内部では聚楽壁の仕上げが完了した部分から照明の設置
も始まっております。
勾配天井とし、既存の梁を見せる形でリニューアルした
座敷は寝室空間へと生まれ変わります。
漆喰の壁仕上げだった部分は、今回も漆喰仕上げとし
昔の趣を大きく損なうことなく、お化粧直しを施して
いっております。
この住宅の一つの特徴でもあります廊下空間は
私が最初に訪れた時にも印象的な姿でしたので
是非残したかった部分の一つでもあります。
ですので、照明を少し更新する程度に手を加えております。
新築棟の階段室に格子が付きました。
2階の居室と階段を隔てる部分の壁に格子を用いる
ことで、光を行き来させることで閉塞感をなくしつつ
2階居室のアクセントともなる印象的で機能的な壁
となります。
改修棟は築100年近い京町家の空間を、1階はテナントに、2階は住居
とするプロジェクトです。
本格的な工事は新築棟の目途がついてからとなりますが、現段階では
外光が印象的な空間です。
屋内では天井や壁のプラスターボード工事が進んで
おります。
写真は主寝室からバルコニーを見たところ。
プライベート空間のため、外部からの視線を制御すべく
腰壁高さは1.5m程度としております。
壁の上部には遠くの山並みが見通せます。
そのバルコニーでは防水の保護コンクリート打設作業が
始まろうとしておりました。
仕上げはタイルとなりますので、また雰囲気がここから
徐々に変化して参ります。
« PREV td> |
|
NEXT » |