基礎の配筋に先立ちまして、設備(給排水・ガス)関係の埋設配管が進んでおります。
また、各柱の足元には基礎とガッチリ緊結するための構造金物の設置も進められて
おります。
いまはまだ、壊しているのか造っているのか分からない感じですが、造るために必要
な手続きを一つづつクリアしている状況です。
リノベーションですから、現場の状況を見ながら臨機応変に対応策を練っていく感じで
進んでいるのですが、まるで建物と会話をしている錯覚に捉われます。。
さて、次はどう出てくるのか?てな感じです。
本格着工してから約2週間。現場はすっかり躯体のみの状態となっています。
床下の土間から屋根裏まで視認することが可能な状態。着工前の状態と比べますと
この時点で「劇的」です。
これから耐震化を図るべく、基礎の設置・耐力壁の設置・耐震金物の設置など等
といった構造関連の工事が進められます。築100年近くの町家ですので、壁は
基本的に竹小舞い+土壁。歴史を感じさせます。
出来る限り雰囲気を損なわないカタチで、今回はリノベーションに臨みます。
着工に先立ちまして、清祓いの儀を執り行いました。
新築ですと地鎮祭になりますが、今回はリノベーション工事
ですので、「清祓い」という神事になります。
通常のリノベーションでは、ここまで正式にすることも少ない
とは思いますが、今回は築100年近くの町家に大きく手を
入れますので、着工前に家と地の神様にご報告を兼ねまして
お祓いをいたしました。
今後、更なる50年・100年の存続を目指しまして
いよいよ工事がはじまります!
築100年近くにはなろうかという京町家。今回はそのリノベーションの設計です。
構造躯体(柱や梁)がどの程度健全か?という点は耐震設計を進めていく上で重要です。
可能な限り事前に情報を集めるべく、構造事務所の方々が床下や天井裏を調査している様子です。
私達意匠設計者も、柱のスパンや既存建具の意匠などを調査。活かせるものは活かしつつ
新たな空間を創造していく資料としまして、調査を行いました。
さて、これらの資料をもとに、いよいよ実施設計突入です。
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