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京都市O邸リノベ<竣工>

所々で床上げがされ、古さの中に新しさが埋め込まれようと

しております。

土壁は土壁として。柱は可能な限り残して。梁も可能な限り

見せて。

温故知新な空間にすべく、大工工事が静かに始まりました。

京都市O邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)
22.01.29 Saturday

中塗り仕上げを予定

まだ大工さんが入っておりませんので、先週から大きな

進展はございません。

写真は火袋の様子。最終形はここに格子の床が付きまして

建築当初の名残を残しつつ、熱が逃げて行かないように

熱環境にも配慮した構成として参ります。

土壁部分はキレイに仕上げてしまうのではなく、土の

風合いを活かし、自然の土によります中塗り仕上げと

する予定。

素朴で味わい深い表情に仕上がる予定で、楽しみです。

京都市O邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)
22.01.22 Saturday

解体完了

解体が完了しまして、土間が露わとなりました。

写真は道路側の格子窓の様子。基礎は時代を感じさせる

レンガ積み。外部が町家で良く見かける研ぎ出しの人大

ですが、内部下地がこのようになっているのは意外と

見る機会が少ないかもしれません。

土台や柱の足元はほぼほぼキレイな状態で、一部根継ぎ

が必要な程度ですので、良好な状態と言えます。

見上げますと、既存の梁も再利用された形跡のある梁が

見えます。

いわゆるSDGSは遥か昔から当たり前のように実行されて

いたのが良く分かります。

今回はお施主様の希望で、この梁たちも見せる意匠と

なる予定です。

京都市O邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)
22.01.15 Saturday

古き良き町家

昭和初期に建てられた京町家。

それを買い取り、新たな住処としてリノベーションを

されるO様は、古民家が持つ自然素材感を好まれており

解体現場の土の匂いにも敏感に反応されておられました。

土と木で出来た空間の良さを出来る限り活かすように

取り組んで参ります。

写真は2階の小屋裏に潜んでいた大きな丸太の梁。

解体前から天井裏を覗いて、丸太が在ることは確認済で

この梁を見せることにも拘りをお持ちでした。

約100年振りに陽の光に浮かび上がった丸太の雄姿。

こちらも活かした空間に仕上げて参ります。

京都市O邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)
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