屋根の平葺き工事がほぼ完了。
道路に向かって下りて来る下屋の存在が建物全体の重心をドッシリとした印象
にしております。正面に立つと大屋根の存在が空に消え、不思議な印象です。
そんな屋根の軒裏には、上棟式の日にお施主様方と一緒に塗装した杉板が
貼られておりました。
杢目が非常にキレイな軒天。
外壁が黒となる予定ですので、コントラストが一層生まれてキレイに見える
ことと思います。
お施主様が建設地から少し離れた場所にお住まいですので、なかなか頻繁に
現場をご覧いただくことができない分、今後も色々な現場写真をアップして
行きたいと思います。
そんなお施主様も本日は上棟後初めての現場確認にお越しいただきました。
ありがとうございました~。
本日の現場打合せのメインは木製建具関係のお話し。
使用する戸車の金物や引手類の確認などを行なったり、格子のピッチや
引手の高さなどを密度濃く打合せいたしました。
色々なメーカーのカタログで納まりを確認しながらの打合せでした。
そして現場の進行状況と言いますと、屋根工事が進められたり、外壁の
左官下地の下地となります木摺りが張られたり、サッシが取付けられたり。。
はたまたユニットバスが据え付けられたり。。
そうかと思えば、天井下地が組まれたり。。
と、結構なスピードで色々な工事が進行中です。
次回は上棟後初めてお施主様を交えての現場打合せとなります。
上棟時に母屋の材料が間に合わなかったため、下屋の部分が未完成でしたが
先週に材料も入りまして、全体の躯体が完成いたしました。
軒の出は1200mm。深い軒は雨を凌ぎ、夏の陽射しを遮ってくれますので
建物にとっても中で過ごす人にとっても非常に重要な建築要素となります。
今回の軒裏は杉板を予定。それが貼られますと、より一層美しい軒裏を形成
してくれることと思います。
内部では柱と梁を緊結する金物類の設置も完了いたしましたので、本日は
第三者機関によります中間検査。
耐力壁の設置状況や建物の配置などが図面と相違ないかをチェックされます。
一通り確認いただき、無事合格。
次の工程へと移って参ります。
窓枠の下地なども施工が進んでおりまして、2階窓からの景色をパチリ。
天気も良く、心地良い風景が眼の前に広がっております。
本日は主に電気関係の打合せを行いまして、引込み位置やメーター位置など
の方向性を決めたりしました。
次回は建具関係の納まりを打合せする予定です。
先月末に上棟作業を行いまして、本日はここまでの工事の無事に感謝し
これからの工事の安全祈念や大工さんの労をねぎらう意味も込めまして
上棟式を開催いたしました。
まずは棟部分に納める御幣にお参り。
御幣の型式は地域毎に大きさや飾りなど特色があり、なかなか興味深いもの
ですね。今回はかなり大きめの御幣(棟札)をご用意いただき、参列者皆で
お参りをいたしました。
その後四方清祓いを行いまして、槌打ちの儀を執り行いました。
皆が見上げる中、「千歳棟~」「万歳棟~」「永々棟~」という掛け声と共に
棟梁と今回はお施主様も棟に登っての槌打ちを行なっていただきました。
これから連綿とこの家が立派に建ち続けますようにという意味が、掛け声には
込められているそうです。
そして本日は3月初旬とは思えない程の暖かな(いや、暑い程の)陽気に
恵まれまして、もう一つのイベントを行いました。
それは軒天杉板の塗装作業。
結構な数量の軒天でしたが、敷地の広さにも助けられ、また強い陽射しで乾く
のも早く、無事一日で作業が完了できました。
お近くにご実家があるため、お施主様のお父様やたまたま来られた親戚の方
にも手伝って頂くなど、参加者は結構多かったのも助かりました。
皆さまご苦労さまでした!
工事の方は来週中には中間検査を受けまして、益々本格化して参ります。
« PREV td> |
|
NEXT » |