2階から見える景色は絶景でした。
周囲に高い建物など視界を遮るものもなく、二上山をはじめ周囲の景色が
遠くまで見渡せる環境で、日当たりや風通しも文字通り抜群です。
そんな風景が見える2階の大屋根にもルーフィングシートが張られはじめ
たのが、夕方5時過ぎ。
少し曇りがちになっては来ましたが、雨が降り出す前に大屋根の雨仕舞が
出来たことに一安心です。
この2階を支える1階部分は間口が広くドッシリとした空間となります。
2階大屋根の野地板が張られる前の様子はこんな感じ。。
写真は軒先の広小舞と呼ばれる部材が取り付けられまして、いよいよ野地板を
貼りだそうとしている様子。
そして一方で1階下屋は手前にググっと低く低く降りてきております。
一部駐車場土間の屋根が大きく迫り出しているわけですが、この建物の一つの
特徴を形成しています。
軒庇の施工はこれからとなりますが、それが仕上がってきますと間口一杯に
広がる軒庇が、より印象的な効果を生み出してくれる予定です。
私が現場に到着したのは落日前の夕刻。
そこまで時間をさかのぼりますと。。
大屋根の垂木取付けの真っ最中でした。
今日は春の陽気で暖かく風もない穏やかな一日で、上棟日和でした。
これからいよいよ工事が本格化して参りますが、完成には欠かせない工程の
連続だと思いますので、一つ一つ着実に監理を進めつつ、大工さんや多くの
職人さん、そして現場監督さんの力をお借りして良い建築に仕上がっていく
ように取り組んで行きたいと思います。
まずはI様。本日は誠におめでとうございました!
土間のコンクリートが完了し、本日は立上り部分の型枠建込作業が進められて
おりました。
一発仕上げとなります駐車場土間の様子を確認。。
写真では分かり難いですが、刷毛引きにてキレイに仕上げられております。
立ち上がり型枠もほぼ完成しておりますので、部屋の間取り・距離感が
よく分かる状態となっております。
写真は主寝室と庭との取り合いを見たところ。
陽射しも入って明るい空間となりそうです。
そして本日の主目的は化粧柱の確認。現場近くの製材所に現物が入ったとの
ことで現物と対面して参りました。
写真中央に映っているのが、リビングの中央に鎮座する予定の8寸柱。
これを八角に加工して据えられるのですが、赤味でキレイな杢目を有する
奈良県産の杉材となっております。仕上がりが楽しみです。
そして右側の数本は玄関やリビング、駐車場などに配される吉野杉達。
いずれもほぼ節がなく、思っていた以上に良い材料を揃えて頂きました。
左手には床柱。これは桧。製材所のHさんや現場監督のWさんの目利きを
参考にさせていただき、2本ご用意頂いたうちの一本を選定いたしました。
今月末上棟に向けて、これらの材料が大工さんやプレカット業者さんの手に
より加工されます。
本日、奈良県北部の天気予報は降雪もあり得たのですが、無事天候は晴れ。
でも寒風吹きすさぶ中での配筋検査となりました。
一足先に住宅瑕疵保証の検査が実施されまして、合格。
念には念を、というわけで私も図面と現場を照合し、問題はございません
でした。
非常にキレイな配筋に満足。
必要な鉄筋被り厚さもシッカリ確保されておりました。
被り厚さとは鉄筋を覆うコンクリートの厚みのこと。これが規定以下ですと
鉄筋が錆びる速さが早くなり、建物寿命にも影響を及ぼします。
今回は長期優良住宅でもありますので、その辺りも入念にチェック。
まあ、長期優良でなくとも入念にチェックはしておりますが。。
といった感じで、次の工程となります土間コンクリートの打設へと移って
参ります。
着工から10日あまり。現場では地盤改良も完了いたしまして、基礎の下地
となります「捨てコンクリート」と呼ばれるコンクリートが打設され、建物
位置を確定する墨出し作業が行われました。
敷地から西の方向には二上山がキレイに見えるシチュエーション。
南西方向には葛城山も臨めます。
整形な土地の中に整形な建物が舞い降りる計画。
廻りに大きさを図れる比較対象物がないため、大きいのか小さいのか写真では
判断がつきませんが、間違いなく大きいフットプリントとなります。
一部では軒が深く深く下りて来る計画でして、重心の低い建築となる予定です。
敷地境界線からの離隔距離などを確認しまして、建物自体の大きさも念のため
確認。。
問題なく墨は出されておりました。
各通り芯(間仕切り壁位置)の墨も出されましたので、部屋の大きさが
原寸で確認できる状態となりました。
引き続き基礎の配筋工事が進められ、週明けには配筋検査の予定です。
本日はご実家をお借りしまして、プレカット業者さんを交え、上棟に
向けてプレカット(工場で柱や梁を切り出す作業)図の納まり確認を
行ないました。
2月下旬には上棟の予定です。
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