基礎のコンクリートが完成しております。
どの住宅でもそうなのですが、この時点が最も狭く感じる時期です。
理由は、まだ「2次元」なので、高さ方向のボリュームがないため。
これが、上棟を迎え、徐々に壁の位置(視線が止まる箇所)が出来てきますと
不思議と広く感じ始めます。
現在、木造の躯体を形成する木材が工場で事前に加工されている最中です。
今回は規模が大きいため、建て方開始から上棟まで3日程掛かる予定です。
本日は、構造家(門藤芳樹氏)と共に基礎の配筋検査を行ないました。
写真の奥の方にかろうじて写っているのが、構造家と現場監督Iさんです。
力の掛かり方によりまして、所々基礎梁の形状や配筋内容も異なりますので
一つずつ構造図面と照合しながらの作業。同時に設備配管のチェックも行い
まして、施工漏れがないかどうかも確認いたしました。
数箇所指摘はありましたが、大きな是正事項もなく無事検査が終了。
さて、今月中には基礎工事も完了し、いよいよ来月初旬に上棟の予定です。
どのようなボリュームが現れるのか、どうぞおたのしみに。
彼岸花がキレイに咲いている中、現場では鉄筋コンクリート造の「壁」が立ち上がって
おります。建物本体は木造の平屋なのですが、その本体と連続するように「壁」が
建ち並ぶことで、この住宅は成り立ちます。構造的に、ではなく、意匠的に。ですが。
畑の中に突如立ち上がった壁の高さは4m。廻りが開けていて、尚且つ高い建物
がありませんので、凄く高く感じます。
どのようになっていくのか、乞うご期待。です。
写真では少し分かりにくいですが、よーくご覧頂きますと地面に白い
ロープが張ってあるのがお分かりになるかと思います。
このロープを「地縄」と呼びまして、建物がどのように配置されるか
を確認することが出来ます。
図面の縮尺は1/100などで描いておりますが、この地縄は1/1.原寸です。
ですので、建物の位置は勿論のこと、部屋の大きさや窓から見える
実際の景色もある程度把握することができるわけです。
この写真は、リビングから南に視線が抜ける箇所を狙って撮影したもの
となっております。
建物位置は問題ない(図面通りであること)ことを確認しました。
もうすぐ本格的に着工です。
« PREV td> |
|
NEXT » |