内装壁のプラスターボードが貼られた部屋から順次、天井の木下地組みが施工され
ていっております。
天井も壁も殆どが左官仕上げとなりますので、天井と壁が出会うところには見切り材
が設置されています。
木造の場合、地震が起こらずとも、「木」自体が乾燥収縮で動いたりします。
下地が動きますと、それにつられて下地に貼られたボードも動きます。
ボードが動きますと、ボード同士がぶつかる場所では何らかの変化が起こります。
その変化はひび割れなどとなって、目に見えるカタチで現れます。
特に入り隅となります「壁と天井」「壁と床」などといった箇所は、その変化が顕著/
如実に現れます。
その変化を少しでも吸収してくれる「余白」があれば、ひび割れなども少なくなります。
というわけで、説明が長くなりましたが、見切り材が設置されております。
クロス仕上げの場合はある程度、クロス自体が伸縮してくれますので、必ずしも見切り
がいるわけではないと考えておりますが、左官や塗装仕上げでは必須と考えております。
そしてその見切り材の色は、なるべく最終仕上げの色に合わせるように前もって決めて
おります。
単に天井下地が組まれた写真なのですが、その裏には色々な意図が詰まっております。。
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