本日はお施主様と共に、京都の千本銘木商会さんへ銘木の選定に。
選定しますのは、玄関下足収納脇に設けます赤松皮付き丸太。
自然の木ですので、ひとつとして同じ表情のものはございません。
そんな中で、細めではありますが、スッと真っすぐに伸びた丸太
を選定されました。
これから蝋引きをして現場に納められます。
養生で蓋がされておりますので、光の入り方はまだ確認できておりませんが
先週施工中でした床格子の設置が完了しております。
格子の上には透明のポリカーボネイド板が設置予定です。
外部では外壁サイディングと軒天の施工が完了しておりまして、次は
外壁左官の工事が進められる予定です。
そして今回は玄関ポーチや玄関土間に豆砂利の洗い出しを施す予定でして
砂利の大きさや全体の色合いを検討するべく、6種類程のサンプルを作って
頂きました。
壁との色の相性なども鑑みまして、写真手前の風合いにて決定。
玄関土間天井の仕上もサンプルにて最終検討いたしました。
ヨシベニアや杉の網代、代萩べニアなど自然の風合いある和の空間に
マッチする素材の中から最終選ばれましたのは、代萩べニア。
落着きある玄関空間となる予定です。
現場には先日京都の京北で選定いたしましたカウンター一枚板の搬入も
完了しておりまして、徐々に仕上げ工事の段取りが進められております。
屋根のガルバリウム鋼板竪櫨葺き工事が進行中。
棟換気の設置も進められておりまして、ようやく雨仕舞が完了といった感じ。
梅雨入り前に施工が完了して安心しました。
内部では格子床の下地加工が進められておりました。
ギザギザとした部分に格子が設置されていきまして、光を通す床となる予定。
上部には天窓を設けておりますので、天窓からの光が1階に届けられる仕組みです。
上から見ますとこんな感じ。
そしてキッチン廻りの壁仕上げなども現場で検討。
周辺の左官壁色とも兼ね合いが出て参りますので、その辺りは次週に
サンプルを確認しながら最終決定の予定。
リビングではTVの位置やスピーカーの位置をお施主様、電気業者さんと共に
検討中。
現場では検討すべき事項がたくさんありますが、それだけ時間をかけることで
理想の空間に近付くのだと思います。
お施主様と一緒に工務店さんの材料置場がある京北町の倉庫まで
材料選びに伺いました。
今回選びますのは、飾り棚やカウンターなど空間のアチラコチラに
見えてくるポイントとなる場所に使う木です。
写真はキレイなケヤキの木。
他にも桜やオークなど色々な木があり、目を楽しませてくれます。
そしてお施主様のご要望で階段の手すりには北山杉の磨き丸太を
使うことに。
木の先端にはまだ葉っぱが残っておりますが、これは葉枯らしという
手法だそうです。
こうすることで、気が急激に乾燥することなく、割れなどが生じにくい
とのこと。勉強になります。
といった感じで、一通り材料を選びまして、倉庫をあとにしました。
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