左官塗りやクロス貼り、塗装などの各種内装仕上げ工事も完了しまして、写真のように
造作家具の設置も終わっております。
写真は60インチのTVを掛けるための造作家具。仕上げはタモ材+クリア塗装として
います。そして現在、電気業者さんがTVやサラウンドスピーカーなどの配線と格闘中。
主な造作家具は他にも、食器・家電棚(ナラ材)、下足収納(松+ヒバ+黒竹)などが
ありまして、いずれも出来栄えは上々です。
また、照明器具や設備機器類の設置も完了し、あとは建具・畳を設置すればほぼ完了。
一時はどうなることかと思った時期もありましたが、無事ここまで漕ぎ着けることが
出来ました。全てはお施主様のYさまのご理解と、休みなく施工に当たっていただいた
施工者(あめりか屋さん)のお陰です。
あとは竣工検査と是正があれば是正工事を行っていただき、お引渡し/ゴールへと
向かいます!
内装の仕上げ工事がアチラコチラで始まっております。
写真はダイニング前の床の間。左官仕上げによりまして、既存のグレーがかった色
からベージュ系の温かみのある色に変更いたしました。
左官屋さんはザッと数えただけでも4~5人は同時に作業されています。
そしてその他にも、クロス工事、電気工事、家具工事、塗装工事など等
まさに活況を呈しております。
残り2週間。現場は最後の正念場ですが、最後まで宜しくお願いします!
という気持ちで一杯です。
構造的な補強のほぼ最終箇所となります「面格子」が取り付けられました。
この面格子、材料・材質・組み方・ピッチ・取り付け方法に至るまで全て細かく
決められています。なぜなら「耐震壁」だから。建物に掛かる色々な力を確実に
受け止め、踏ん張って貰う必要がありますので、非常に気を使って造って頂き
ました。
意匠的にも空間の雰囲気とよく合っていて、非常に良い感じに仕上がりつつ
あります。
そして現場では、いよいよ左官屋さんも登場し、内装仕上げの下ごしらえを
して行っている状況です。これからの仕上がり/変化が、ますます楽しみな
状況に入っております。
1階の床下地も完成しまして、床のフローリングを貼る前に、天井の板を張っている
最中です。大和天井のような雰囲気を出せれば、昔の佇まいに近付いてくれるのでは?
という想いを込めた仕上げです。
昔の町家は質素倹約を旨としておりましたので、座敷など来客を迎える場所以外は
機能性を重視し、余分な仕上げは排除しておりました。その代表例が大和天井。
2階の床下地がそのまま1階の天井仕上げになるというもの。
ただ、これを現代でやろうとすると、コストが余計に高くのが実際のところ。
それでも今回、その雰囲気を目指しましたのは、その仕上げが空間に
ベストマッチするだろうと考えた結果です。
さて、どのように仕上がりますか。。泣いても笑っても残り1ヶ月です!
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