床の防湿コンクリートも打設が完了しまして、きれいに
打ちあがっております。
大引きを支える床束の下にも必要に応じて新しい束石が
施工されております。
コンクリートも乾きましたので、大工さんの作業が
いよいよ始まりました。
まずは既存土台や敷居レベルの確認から。
築年数が経っておりますので、どうしても床のレベルは水平ではない
のが一般的です。
今回のレベル差は最大で3cm程度。
一部ジャッキアップなどをこれから試みながら、レベル差を縮めて
参ります。
材木の下地材なども搬入されまして、これからコツコツと
下地調整作業から進められて参ります。
本日は大工さん3人態勢でした。
既存の土間表面に若干の湿気が見受けられましたので
予定通り防湿コンクリートを敷設すべく、防湿シートと
ワイヤーメッシュの施工が進められております。
給排水設備配管や床束の施工関係は完了しております。
そして本日はお施主様が遠方よりお越し頂きましたので
仕上げ関係のチェックをサンプルを交えまして一つづつ
確認して参りました。
特に水廻りが多く、タイルを多用しておりますので
イメージが掴みにくいところもございますが、一つ一つの
空間の性格や隣接する居室との関係性を踏まえまして
統一感のある空間へと仕上げて参りたいと思います。
解体工事が完了致しまして、設備の配管関係工事を
進めるため、既存の敷石が一旦撤去された状態です。
足場なども建てますので、それまでに足場の下となる
工事を完了させておく段取りです。
浴室があった場所の解体も写真の通り全て撤去された
状態です。
この部分は書斎コーナーに生まれ変わる予定です。
内部は廃材なども搬出されまして、地面が露わな状態
となっております。
これから防湿コンクリートの施工が進められますと
いよいよ大工さんの出番となります。
解体作業が進んでおりまして、1階の床廻りの下地も
なくなりつつあります。
写真は玄関ホールからキッチンとなる方向を見た所。
垂れ壁などはこれから必要に応じて撤去が進められる
予定です。
キッチン上部の天井もなくなり、2階と素通しになった
状態です。
右手の吊り押入れなどは和室側から使う予定ですので
そのまま残しております。
外壁側の木摺下地も露わになりましたが、比較的健全な
状態です。
ダイニングとなる部分も床下地が撤去された状態です。
建具関係は再利用致します関係で、欄間や鴨居は残った
状態。
床の不陸を直しながら、今後下地が再形成されて参ります。
和室からダイニング越しに中庭を見た様子。
庭の設えも今後手を加えていく予定ですので、見え方が
また変わるかもしれません。
昔ながらの町家に見られるように、この建物も階段が
二か所にあります。
そのうちの一つが面する外壁に雨漏れの形跡が見られ
ましたので、その辺りは外壁から補修を施して参ります。
解体工事が間もなく完了しまして、いよいよ基礎廻り
から新たな工事が始まります。
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