外壁がキレイに仕上がっております。軒の木とのコラボも美しく、西日が外壁に
映り込む様子を部屋内から眺めることも出来ます。
手前にアーチを描いた窓と方形屋根。奥には庭に手を差し伸べるように張り出した軒と
切妻屋根。それらが連続する不思議な光景ですが、これは内部空間の洋=応接室と
和=茶室の繋がりも表しております。
来客用玄関に設えられた正面の丸窓からは陽射しが入り込む様子が見られます。
丸窓からは緑が見えるように、只今造園工事の真っただ中です。
造園工事は植栽だけでなく、石や灯篭、敷石、砂利なども含めて景色が形成されて
参ります。写真や既存の庭石や新たな庭石を吊り込んで据え付けているところを
写したもの。どの様な風景が創り出されるのか乞うご期待です。
内部では塗装工事なども進行中。写真は応接の天井廻り縁を塗装した様子。
レトロさと開放感のある空間に仕上げて参ります。
また、2階の一番奥の部屋からいよいよクロス工事が開始されました。
全体的に落着きのある色合いで内装が形成されていく予定です。
足場の解体が始まりまして、建物の外観が姿を現しました。
瓦屋根に落ち着いたグレー系の左官外壁を纏った姿。
外構の塀や格子の意匠などが今後設えられて参ります。
一部軒を深くし、全体の重心を低く抑えることで落着きのある外観を形成しております。
また、瓦は一文字瓦とすることでスッキリとした表情を奏でております。
庭側には大きな開口部があり、和室~縁側~庭の繋がりをもたらすことで、庭屋一如の空間構成を
実現しております。
内部から見るとこの様な感じ。最終的には木製建具や障子が入りますので、ここまで
ダイナミックに庭が見えることはないのですが、それでも外を感じる心地よい空間と
なる予定です。そして只今和室廻りの造作工事が佳境を迎えておりまして、大工の棟梁が
内部造作材を刻んでおります。
そしてキッチンも据え付けられました。
結構な幅のキッチン。今回はセラミックトップのキッチンを選定されましたので、まな板
なしでも軽くトマトなども切れるとのこと。便利そうですね。
徐々に完成形が近づいております。
造園工事の手始めに、既存コンクリートブロックを化粧するべく建仁寺垣の施工が進行中。
竹垣が施工されただけなのですが、まだ乱雑に置いてあるだけの植栽が映えて見えるという
不思議。背景って大切ですね。
外部の左官工事も進んでおりまして、杉板の軒天とのコラボが美しく見えます。
和室も竿縁杉天井板が施工され、欄間も納まり、良い感じに仕上がってきております。
奥の大きな開口からは先ほどの庭が見渡せる予定です。
床の間廻りでも杉の鏡板や琵琶床には杉網代の天井仕上げが施されました。
化粧柱は北山杉の天然絞り丸太。
木の味わいが堪りません。
そして来客用玄関の正面に設えられた飾り棚の落し掛けには栗の手斧仕上げを
施しました。
この飾り棚の全貌も早くお見せしたいところですが、もう少しお待ちください。
2階は仕上げを待つばかりとなりましたので、本日は主に各部屋のクロス仕上のご提案を
致しました。
今回もあまり白色を使用せず、全体に落着きのある雰囲気に仕上げて参ります。
外壁左官仕上工事の真っ最中です。
今回はご覧のようにグレー色の仕上げ。フッコーマジックコートで質感を持った
仕上げになります。
写真では分かりにくいかもしれませんが、ザラっとしており陰影による深みのある
仕上げです。
この色や質感に木の生地色が組み合わされた完成形を目指しておりますが、それは
まだ先のお話。
階段室には先週の窓枠が設置され、特徴的な光が入ってくる様子が良く分かる
ようになりました。
和室と縁側を仕切る欄間には直径8mm程度のヨシがキレイに並べられました。
非常に美しい!
2階ではクロス下地となるパテ処理が施されまして、いよいよ完成形へと突入して参ります。
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