シンボルツリーとして選ばれた「黒モジ」も植えられ
M様、これからの成長が楽しみですね。
玄関を開けると広がる通り土間。
右手に庭、左手にリビング、正面には畳の間が広がる
空間。
お引渡しの日の朝の光が差し込み、すがすがしい真っさらな
空気に満たされているように感じました。
これから始まるM様ご家族の船出を祝福しているかのようです。
低めに抑えられたフラット天井には代萩と呼ばれる植物が
設えられた仕上げを用い、自然素材が持つ不均一さが
目にも心地よく感じます。
床は濃い目の茶色にて、落ち着きを持たせつつ壁面には
グレー系の珪藻土を用い、自然素材で包まれた居心地の
良い空間が広がっております。
全体照明はライン照明にてスッキリと納めつつ、
所々に間接照明やブラケット照明などを用いて空間を
演出しております。
大開口から見える庭には樹々が植えられています。
焼杉板塀の施工が完了しますと、黒の下地に樹々の緑が
潤いある景色として広がる予定です。
お出会いしてから1年と7か月程。
最初はリノベーションのご相談でしたが、紆余曲折あり
建替え新築の方針となった時が、今思えば大きなターニング
ポイントでした。
ターニングポイントを迎えたのは丁度一年程前でした。
京都がお好きで、京町家のお店などにも良く足を運ばれる
ご夫妻。
そんな町家のDNAを現代的に解釈し直した空間となりました。
末永くこの空間を愛して頂けましたら、設計者冥利に尽きます。
M様、本日は誠におめでとうございます!
もう少し外構工事が残っておりますが、今後とも末永く
よろしくお願い申し上げます。
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