一昨日に鍵のお引渡しが完了致しまして、中一日。

本日はご主人様も交えまして、機器使用説明をさせて

いただきました。

思い起こせば、初めてお出会いしたのが２年前の６月末。

夢が一杯詰まったご要望の資料をお見せいただいたのが

今でも印象に残っております。

その時はまだ、土地も決まっておらず、設計の取り掛かりも

出来ない状態でしたが、今思いますとご新築への想いを

ずっと温められて来られたんだなと、良く理解できます。

あれはお出会いしてから３度目位だったでしょうか。

設計した京都のH様邸をご覧頂いたときに、H様の奥様も

建築条件付きの土地を交渉してゲットされたお話を

M様の奥様にしていただきました。

その話を聞かれてすぐ、建築条件付きで開発が進むとされる

現土地を不動産屋さんに交渉され、見事に交渉成立。

11区画ほどある土地のどれにするのが良いのかというご相談を

受けたことが思い出されます。

最も日当たりの良い土地は当然ながら価格も高く、ご予算に

納まりつつベストな選択として、最も眺望が良くなるであろう

土地をお勧めいたしました。

開発工事に思いのほか時間が掛かりましたが、その分

設計やコスト調整に充分な時間を確保することが出来たのも

幸いしました。

最後まで、ロフトを残すべきか否かなど悩まれましたが

それも検討の時間が十分に取れたからこそ、納得のいく

結論に至ったものと思います。

DIYにいそしんだ日々。毎週の定例。コロナによる影響が出ないか心配した日々。

照明の取付け高さを慎重に決めたり、建具の色を取るか木目方向を優先するか

悩んだり、浴室の窓は開閉出来るべきか否かを議論したり。。

思い返せば、そんな取捨選択の連続が出来上がった空間のそこら中に

散りばめられている気がします。

全ての細部に意味があり、そこに参加頂いたM様ご家族の皆様にただただ感謝

申し上げます。

M様。どうぞ新たな空間で新しい生活を楽しんでください。

また近々、竣工写真の撮影にお邪魔致しますね。

M様、本当におめでとうございます！！

そしてこれからも末永いお付き合いの程、どうぞよろしくお願い申し上げます。