空間工房 一級建築事務所

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21.04.10 Saturday

5年。1825日あまり。

お引渡しの日。空は晴れ。

初めてホームページからお問い合わせを頂戴したのが

5年前の5月。

最初はご自宅のリノベーションのご相談でした。

3人目のお子様が生まれ、家が手狭になったため。という

謂わば良くあるお話。

ただ、お隣にご両親が2倍程の延床面積のお家に住まわ

れているという点がレアなケースかもしれません。

設計者という立場でなくとも、家ごと入れ替えて住む

(大きい方に大人数。小さい方に少人数)

という発想は思いつくかと思いますが、今までの思い入れ

もあり、なかなかそう上手くは行かないのが世の常。

ある程度小さな方のリノベーション案が固まった所で

5人が住むには限界があることも再認識された様子。

ダメ元でご両親に相談されたところ、意外にもご承諾が

得られるという顛末に。

そこから話は大転換を迎えます。

大きな家のフルリノベーションに加え、小さな家も

ご両親が住まわれるためのフルリノベーションに。

各お家の設計図も出来上がり、お見積り調整もほぼ完了。

いよいよ明日は工事契約という段階に。

ここまで4年。

大きな家のお隣が引っ越され、売りに出すという挨拶が

舞い込みました。

そこで話は急転直下。隣地を購入の上、新築に!

嘘のような本当のお話。事実は小説よりも奇なり。を

体験した瞬間でした。

そこからほぼ1年と少し。

それまで培ってきたKw様の趣味嗜好と敷地条件を必死で

調合し、プランに落とし込み、図面化、景観政策課との

やりとり、確認申請、実施見積り、着工、工事。。。

今思えば激動の一年でした。

なんとか完成にこぎつけることが出来ましたのも

Kw様やご両親様、現場監督、大工さんたち、司法書士さん、

キッチンのクチーナさん、カーテンのキョーヒメさん

そして現場に携わって頂いた皆々様のお陰と感謝申し上げます。

怒涛の5年。怒涛の1年。怒涛の本日。でしたが

機器使用説明やカーテンが次々と取付られ、気が付けば

夕暮れが迫っておりました。

最後の写真はご主人拘りのフットライト。

まるで飛行機のテイクオフの滑走路のように見えるのは

きっと私だけですね。

Kw様。新しい空間での新しい生活に向かって飛び立って

下さい!

本日は誠におめでとうございました!!

そしてこれからも末永く宜しくお願い申し上げます。

京都市Kw邸<竣工> | by muranishi | comments(0)

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