今回は京町家耐震補強の助成金制度を利用致します関係で
構造補強がある程度進んだところで、京都市の担当者の方に
現地確認を行なって頂きました。
申請図面通りに現場が施工されているかどうかを確認する
作業となります。
床下には耐震補強リングと呼ばれる、いわば簡易な制振装置のようなものも
設置されております。
黒く見えているものが耐震補強リングで、変形に追随しつつ元のカタチに
戻ろうとする性質を持った樹脂製のリングとなっております。
基礎廻りの耐震工事が進みましたので、次は2階の工事が開始
されて参ります。
まずは足場固めのため、不陸調整の上に2階床合板の設置が
進められます。
床に置かれるだけで空間が劇的に変化する様子は見ていて
勉強になります。
また、その流れで天井裏にあった棟札を大工さんが下して
来てくれました。
大正12年の11月に上棟したことが判明。実に築95年の
建物であることが分かりました。
次の世代へ住み継いで行けること、それ自体が素晴らしいことだと
思います。
より快適に暮らして頂けるよう、取り組んで参ります!
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