ほぼほぼ完成!ということで、メインどころを駆け足でご紹介いたします。
まずは外観。
どっしりとした構えは百年以上の歴史がなせる業。
外部は色と建具と照明を除いて、その原型を保っております。
最初に現地を見せて頂いた時から、この外観は死守したいと思っておりました。
そして玄関の扉を開けますと、玄関ホール。
昔から使われてきた建具をリメイクして奥に通じる内玄関との仕切りにして
玄関の顔としました。この建物を昔から知る建具が訪れる人々を出迎えて
くれるホールは、ご近所さんと座り話も出来る近所のしゃべり場となれば
嬉しいです。
そしてこの写真左手に広がるのが子世帯リビング。
今まで家族の方からあまり見られることのなかった立派な庭を、常に見れる
場所を家族の居場所としました。
そのため、縁側との仕切りの建具はいずれも透過性のある建具としています。
仏間も普段から使える場所とすることでご先祖様も喜んでくれると良いなと
思っています。
右手を向きますとTVボード。
間接照明で照らし出された天井が梁や天井板が浮かび上がって実は非常に
趣深いのですが、私のデジカメではそこまで広角に取ることが出来ず
それはプロのカメラマンの写真に譲ります。
この左手が仏間。
今回のリノベーションで唯一間取りに手を付けていない神聖な場所。
仕上げは新しくしましたが、築150年の核とも言える仏間は建築当時の様子
をそのまま活かしました。
お仏壇が入っている場所の襖は京唐紙にて貼替え。
白地に銀の唐草模様。
横(庭)からの光でその模様が控え目に浮かび上がります。
歴史ある空間に新たな歴史を刻んでくれることと思います。
そして最後は庭側からリビング側を見た景色。
軸組だけで建っている様子が良く分かります。
そんな空間にキッチンや据わっていたり、奥には坪庭が設けられていたり
どちらを向いても新旧が同居する不思議な落ち着きを見せる空間となりました。
坪庭の奥には2階棟が繋がっていたり、写真の右手には東棟が繋がっていたり
しますが、それはまたの機会にご紹介出来ればと思います。
というわけで、来週お引渡しです!
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