南側の庭に面する建具は、今回全て木製建具にやりかえるのですが
建物全体が40mm程度傾いていた影響もあり、開口部の水平を確保
するために縁側部分を丸ごとやりかえる作業が始まりました。
敷鴨居や既設のアルミサッシ、垂れ壁の板や柱など全て撤去され文字通り
全開口状態となった写真。ある意味、このような空間も「あり」だと思って
しまいました。土庇と呼ばれる状態ですね。内外の境界がないのにある。
なんとも贅沢な空間ですが、これも建築途中に現れる一瞬の姿です。
そして敷居桟となる材料も現場で溝加工が施されておりまして。。
今後数十年の内外境界部分を担っていく存在です。立派です。
さらにフローリング材料も搬入されまして、仏間を占拠しております。
ざっと70坪分程度。長さ4m、厚み30mmの杉板となっています。
施工も塗装もこれからですが、これを見ると先が長いことを体感できます。
それでも現場は着実に進んでおりまして、先週は下地組だった天井にも
断熱材が施工されました。。
省エネ等級最高等級4相当の厚み。これまでは断熱材が入ってなかったこと
を思いますと、随分暑さ寒さの室内環境が改善されること間違いないでしょう。
躯体の修正箇所が色々必要だったため今まで全体工程が読めませんでしたが、
いよいよ5月末頃竣工という目処が立って参りました。徐々にギアをあげて
いきます。
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