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京都市Y邸リノベ<竣工>

21.01.23 Saturday

構造補強と断熱補強

1階の新規耐力壁施工が完了し、押入内部の仕上げも

完了した状態となりました。

これから床工事などが進められる予定です。

その前に、下屋庇を支える軒桁の加工が現場で繰り広げ

られておりました。長さ5m弱の長物をカンナ掛けする

大工さん。その職人技は見ていて飽きません。

2階では床下が完了しまして、間仕切りや天井下地の

工事が進められておりました。

主に内窓の納まりなどを検討。

そして現場に置かれております大量の断熱材は・・

天井裏に敷設するための断熱材です。

無断熱状態ですので、断熱材を設置することで随分と

暑さ、寒さが和らぐはずです。

より省エネな京町家へと仕上げて参ります。

京都市Y邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)

1階の新規耐力壁施工が完了しております。

今回の耐力壁は荒壁パネルと呼ばれるものを使用。

土壁を固めたような仕様ですので、通常の構造用合板よりも

しなやかに耐え、構造強度を高める形となります。

「揺らして力を逃がす」という京町家の特性を活かした

耐震補強となっております。

小屋裏では雲筋交いと呼ばれる補強材の設置も完了しております。

これは木造在来工法でも施される補強方法ですが、主に小屋組み

の束同士を繋げることで揺れをある程度制御してくれます。

各所耐震補強工事の見通しが立って参りました。

京都市Y邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)
21.01.09 Saturday

耐震補強と断熱補強

新規耐力壁となります部分の施工が進んでおります。

まずは耐力壁を支える柱と梁の施工から。

京町家は短手方向の壁量が少なくなるのが特徴ですので

それを補強すべく、あまり空間の邪魔にならないように

押入となる内部に耐力壁を設けております。

渡り廊下部分にも耐力壁が施工され、徐々に躯体が

出来上がりつつあります。

2階では新規フローリング仕上げとなる空間の床下地が

施工真っ最中。

2階で大きく手を加えるのはこの空間のみとなりますが

天井裏の断熱は物理的に可能な範囲全域に敷設する方針

です。

耐震性と断熱性が備われば、現代建築にも負けない良好な

居住空間が京町家でも実現できます。

京都市Y邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)

渡り廊下部分に新設される洗面の給排水工事が進行中。

玄関土間となる部分の下地も形成されました。

また、渡り廊下の新設柱や床も施工が進み、東棟と西棟の

行き来がスムーズに出来るようになりつつあります。

棟間でやや段差がありますので、段差解消のためにスロープ

を形成しております。

また、建築当初は恐らく「ミセの間」であった箇所を

床上げし、他のお部屋とのレベル差を解消する方針です。

これで各部屋の行き来もスムーズになります。

床下には断熱材も充填。底冷えも解消出来ればと思います。

東棟のリビングにも床暖房を敷設し、フローリングの

施工も完了致しました。

冬場は寒い京町家も、現代の設備を取り入れることで

快適に過ごせるようになります。

京都市Y邸リノベ<竣工> | by muranishi | comments(0)
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