既存の床柱や柱を見せるべく、壁や建具枠の納まりが一筋縄ではいきません。
特に杉の丸太と建具枠の取り合いなどは複雑さを極めます。
全て囲って(隠して)しまえば、納まりとしては非常に楽になります。
が、既存の天井との取り合いなどがどうしても不自然となり、結果として
見せた方が違和感なく納まりますので、そのあたりは流石に現場で現物を
見ながらの検討となります。
写真は現地で原寸の枠を描きながらより良い納まりを大工さんや監督さんと
検討している様子。
ここだけで恐らく30分程度の時間を要しました・・。
出来上がってしまえば誰も気にしない感じになるのですが、誰も気にしない
感じに持っていくのが大変だったりします。
写真は各種取り合いが決定され、枠関係が施工された場所。
軒桁も丸太を使われておりますので、もう取り合いが大変!
というのが大工さんの本音でしょうが、そんな愚痴を一切
言わず、キレイに納めて頂いているのがプロの技ですね。
吹抜けのある京町屋に生まれ変わろうとしている途中の
様子です。
光が入り、断熱性と耐震性に優れた空間を目指して
工事は間もなく先が見え始めるところです。
1階では間接照明が入る下り天井部分が仕上がったり
各所出入口の枠が納まったりしております。
次は新しいトイレ周りの空間造りが始まりそうです。
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