予定通り本日足場が外されまして、外観の全貌がようやく見てとることができる
ようになりました。
格子もつきましたので、まずは格子のアップから・・
軒裏の化粧は杉。格子も杉。いずれも地場京都産の杉材を使用しております。
今回は「平成の京町屋」というものに京都市さんから認定していただきまして
設計を進めておりました。
「平成の京町屋」とは何ぞや?と思われる方もおられるかと思います。認定基準は
多岐に亘るのですが、地場産材を使うというのも認定基準の一つとなっております。
そのほかにも、土間のスペースや縁側スペース。風の通り道や、居室面積に対する
窓の面積など、環境や街との関わり方に関する基準などもあったりします。
格子を使いなさいという基準はないのですが、今回はふんだんに使っております。
まだ外構の門や塀などが出来ていないので、完成形には程遠いのですが、全貌
はこんな感じ・・・。
一文字瓦の平入りの構成。
壁の色もTさま共々検討に検討を重ねましてようやく辿りついた色となっております。
風致地区にふさわしい落ち着いた佇まいになってきたかな。と思っております。
さて、まずは内部の仕上げ工事がこの1ヶ月ほどを掛けて仕上げられていきます!
梅雨に入ってしまいましたが、その梅雨空の合間を縫いまして外壁吹付け仕上げ
がほぼ完了。
写真は玄関廻りの様子です。
写真では分かり難いですが、実際はもっと赤茶っぽい色合いの外壁です。
塗装屋さんも最後の仕上げを念入りにされておりました。
そして外部廻りのもう一つのアイテム。。。
はい。縦格子が、着々と組み上げ途中です。
杉の無節による格子。外部に二箇所ほど設置されます。
これがつきますと、いよいよ足場が解体される予定です!
各種内装の仕上げもほぼ決定いたしまして、和室では天井の仕上げ
が完了。
仕上げは代萩ベニアです。自然の風合いを持った落ち着いた和室の空間になる予定。
そして、そろそろ造作家具関係の工事も始まっております。
写真は主寝室のヘッドボードとなる下地。
和室も主寝室もどこかに京唐紙の仕上げが施される予定。
残り一ヶ月で内装が仕上げられていきます。
さらに一ヶ月で外構が完成する予定。
合わせて残り2ヶ月となりました~。
本日より階段の工事が始まりました。
今回は米松の力桁とナラハギ材の踏板による階段。
一枚一枚削り合わせながら踏板が取り付けられていきます。
真上にある天窓からの光がまぶしいくらいに明るくて気持ちよいです。
そして、打合せではTさまを交えまして、内装仕上げの最終確認。
各種サンプルやカタログをご覧いただきながら、イメージを伝えていきます。
T様のご要望で今回は壁や襖の一部に京唐紙を用いることとなりました。
凄く緻密な図柄で、仕上がりが楽しみです。
また出来上がりましたら写真をUPしますので、どうぞおたのしみに!
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