只今、この現場一番の難所と思われる天井下地が組まれつつあります。
なぜ難所なのか?
それは、吹抜け上部の天井に加え、一部四角錐的な形状を持たせつつ、天窓に
つながるようにしているため。要は足場がないところにやや複雑な細工を施さねば
ならないためです。
わざわざ施工し難い形状にしなくても・・。ときっと大工さんや現場監督さんはうらめしく
思われていることと思いますが、きっと苦労以上に心地良い空間が生まれるはずです
ので、頑張ってください!!
と勝手なエールを送りつつ、天井下地組みを眺めるとまだ難所には取り掛かられて
おりませんが、これはこれで美しい瞬間だったりします。
これからの変化が楽しみです。
上棟から約一週間が経ちまして、本日は確認検査機関によります中間検査の日。
お一人は建築基準法に拠る中間検査。もうお一人は住宅瑕疵保証に拠る中間検査。
そして写真には写っておりませんが、構造設計者にもお越しいただきまして検査を
実施。勿論、私も検査をいたしまして、現場監督さんを含めますと合計5人の眼による
チェックがなされました。
そして無事、合格のお墨付きを頂戴いたしましたので、工事も次の段階へと入って
いけます。
検査が終わり、ふと見上げますと・・・
巨大な吹抜け空間に光が射し込み、完成した暁にはきっと居心地の良い空間になる
ことを予感させてくれました。
さて、これからも着々と現場は変化を遂げて参ります。どうぞおたのしみに!
上棟も完了し、これから外部廻りの工事を進めていくにあたりまして
外壁やサッシなどの色決めをサンプルを交えつつ、お施主様と行ないました。
外壁、サッシ、瓦、軒天、破風板、雨樋、水切り、笠木、ルーバーなど外部から目に
できるもの全ての色を決定いたしました。
今回は白基調の建物になる予定です。
そして、打合せに引き続きまして上棟式が執り行われました。
式後にはお施主様、工事関係者の皆様と和やかに現場で食事をさせていただきました。
寒い中でしたので、奥様お手製のスープがとても温かくて美味しかったです!
そしてこれから本格的に工事が進んで参ります!
待ちに待ったこの日がやって参りました。
そう、今までは空想のモノでしかなかったものが、実体を伴ってこの世界に建ち上がる
唯一の瞬間=上棟です。
ま、表現がやや大袈裟ではありますが、計画開始から一年近い年月を経たことを
考えますと「ようやくここまできたか」感がこみ上げてくるわけです。
感慨深いと同時に、今まで図面や模型・パースなどで検討を重ねてきたイメージに
間違いがなかったか、真正面から現実を突きつけられる瞬間でもあります。
そして重ねてきた空間イメージを凌駕してくれればしれくれるほど、嬉しい瞬間でも
あります。
今回も、実体の迫力に魅せられました。あ、自画自賛です。
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