築年数は不明ですが、恐らく築90年は越えていると思われる大きなお屋敷。
今回は改修ではなく、建て替えてご新築という決断をされたお宅の物語が
始まります。
その解体前夜とも言える空間の様子を拝見いたしました。
数々の溢れんばかりの想い出が詰まった空間。
恐らくお施主様は感慨深い想いで一杯のことと思います。
庭の木などは可能な限り残し、どこかにこの家の記憶や断片を埋込みつつ
新しい空間にも愛着を持って頂けますよう、これから監理に臨んで参ります。
この風景を目に焼き付け、感謝しつつ。
間もなく着工です。
昨年の地震や台風で若干心許なかったコンクリートブロック塀をアルミフェンスへと
やりかえが完了しました。
浴室棟には建具枠なども設置され、仕上を待つ段階になっております。
浴室棟にメインとなるユニットバスも設置され、窓から庭が眺められる
贅沢な空間が出来上がりつつあります。
母屋の応接間では床もやり替えが完了し、インナーサッシも設置された状態と
なっております。
これまで歩くたびに窓ガラスが音を立てておりましたが、今ではすっかり
静かになりました。
少し分かり難いですが、外壁の吹付け塗装が完了いたしました。
土色の落着きある風情を醸し出しております。
上手くいけば来週には足場が解体される予定です。
玄関土間の天井には先週スタンバイしておりました代萩べニアがキレイに
貼られておりまして、赤松の皮付き丸太(化粧柱)とも相性の良い感じで
仕上がっております。
そしてトイレの天井は杉の網代が施工されておりました。
各所天井の化粧が施されており、空間に表情と深みが出てきたように
思います。
2階の廊下にも格子が施され、表情が豊かになって参りました。
格子越しに見える内部の風景も奥行が増したように感じます。
といった感じで仕上げ工事が徐々に進められております。
先週に引き続きまして、客室棟の土台や大引きの施工が進行中。
既存の手水鉢廻りの設えは避けた形での土台形成となっております。
浴室棟では壁や天井の下地まで完成しておりまして、あとはユニットバスの
設置やクロスなどの内装工事を待つ段階。
床はご覧のように徳島産の杉フローリングが貼られております。
進行状況がエリアによって異なりますが、比較的順調に工事は進んでおります。
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