上棟時に母屋の材料が間に合わなかったため、下屋の部分が未完成でしたが
先週に材料も入りまして、全体の躯体が完成いたしました。
軒の出は1200mm。深い軒は雨を凌ぎ、夏の陽射しを遮ってくれますので
建物にとっても中で過ごす人にとっても非常に重要な建築要素となります。
今回の軒裏は杉板を予定。それが貼られますと、より一層美しい軒裏を形成
してくれることと思います。
内部では柱と梁を緊結する金物類の設置も完了いたしましたので、本日は
第三者機関によります中間検査。
耐力壁の設置状況や建物の配置などが図面と相違ないかをチェックされます。
一通り確認いただき、無事合格。
次の工程へと移って参ります。
窓枠の下地なども施工が進んでおりまして、2階窓からの景色をパチリ。
天気も良く、心地良い風景が眼の前に広がっております。
本日は主に電気関係の打合せを行いまして、引込み位置やメーター位置など
の方向性を決めたりしました。
次回は建具関係の納まりを打合せする予定です。
南に遊歩道と木立ちを臨む心地良いロケーション。これが今回の敷地の
最大の特徴であり、最大限活かしたい贅沢な環境資源でもあります。
そんなロケーションを建物内部に取り込むべく設けたのが、広々とした
バルコニー。
奥行2.7m。幅や約8mとちょっと。風景に加えて、光や風といった自然の恩恵
を生活の中に取り込むべく、2階リビングのプランとなっております。
軒の出は1.2mとして、小雨程度なら良い時候の折は窓を開放して過ごせるよう
にしています。
中から見るとこんな感じ・・
結構圧巻な開口の大きさ。バルコニーに椅子とテーブルを出して読書や食事
に興じたくなりますね。
この広々としたバルコニーの下は駐車場。
現在は打合せスペースとして活用しております。
雨が凌げる半インナーガレージとなりますので、結構便利。
そして本日は外部廻りの仕上げ色の最終確認を行いました。
外壁左官塗りの大判サンプルをつくって頂きまして、現地の太陽の下で確認。
コテムラが良い味を出してくれそうです。
この外壁に合わせて、破風板や軒天、軒樋、竪樋など外部にまつわる色々な
仕上げ事項を現物サンプルで確認・決定いたしました。
来週からは屋根や外壁防水関連工事が進められる予定です。
リノベーションと並行しまして、母屋廻りの一寸した修繕工事も行われて
おります。
例えば庭への門塀屋根の修繕としまして、野地板が杉の化粧板に貼替え
られております。
既存の梁や垂木に馴染むには時間が掛かるとは思いますが、このように手入れ
をしていけば、壊して一からつくることなく次の世代へと繋いでいけるのは
木造の良さの一つだと思います。
そして納屋を子供部屋へと改修するメインの工事では、いよいよフローリング
が貼られ始めました。
廻りの間仕切り壁下地なども仕上がってきておりまして、本日は最終仕上げの
色決めを実際のサンプルを見ながら決めて参りました。
末永く使っていただくため、極力特異な色などは使わず、飽きの来ない色目
ベースでご提案いたしました。
今回は昔ながらの和の雰囲気を刷新したいとのご要望から、洋よりの樹種を
模したクロスと白の組合せをベースとしまして、ナチュラルトーンの明るい
空間を目指して参ります。
天井に天窓が付いたとのことで、明るさの確認が出来ると楽しみでいたのですが
生憎の天気で確認は次回に。
写真上部の青い部分が天窓となります。
次回こそは明るさを確認したいと思います。
上棟から二週間弱が経ちまして、耐力壁や金物類の施工が進みましたので
本日、確認検査機関によります中間検査を受けました。
建物配置の確認や間取りの確認などが行われ、構造的な部分も図面通りに
出来ているかが主な検査内容となります。
特に指摘事項もなく、無事検査に合格いたしました。
引き続きまして、別担当者さんにより住宅瑕疵保証の検査も受けまして、
こちらも無事合格。次の工程へと移って参ります。
写真は火打ちや方杖など主に剛性を確保するための構造部材が取付けられて
いる様子を写したもの。
柱と梁を緊結する金物なども構造図の指定通りに取付けられております。
景色や日当たりが良いので、これから窓がつくのが楽しみです。
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