土地探しから一年半。

ここに無事、KR様の住宅が完成致しましたこと、嬉しく

思います。

間口が3.9ｍ程の中に、風通しや明るさを確保しつつ

周囲を囲まれた住宅地にあって、プライベートな外部空間

も備えた住宅となりました。

延焼ラインから守るように突き出された防火袖壁により

木製の造作建具を設えることで、町並みにも柔らかな

表情を見せる外観となりました。

坪庭沿いに設けた通路は少し広めとすることで

単なる通過動線ではなく、ちょっとした机と椅子を

置くことにより、滞在空間ともなるようにしております。

また、季節の良い時期には開口部を開放することで

内外が連続し、爽やかな風と心地よい光が舞い込む空間

となる予定です。

２階はプライベートな空間とし、落ち着いた色調の内装

で仕上げております。

これからお引越しとなり、色々と片付けなどが大変かと

思いますが、どうぞKR様、出来上がりました空間を

存分にお愉しみ下さいませ。

そして、今後とも末永くお付き合いの程よろしくお願い

申し上げます。

家具の設置が待ち遠しいところですが、タイルや棚板の

施工が完了しまして、完成形間近といったところ。

階段上部からは窓越しに光が差し込み、時間の移ろいを

感じられる空間となります。

敷地中央に設けられた「外の間」と呼んでいる空間にも

アオダモが植えられまして、外の間を囲む形で設けられた

「ミセの間」「中の間」「奥の間」からそれぞれ鑑賞

出来るようになっております。

この「外の間」から光と風が各居室に供給されます。

年末最後の現場確認。

玄関の扉が設置されまして、一体感のあるファサードが

形成されつつあります。

材種はレッドシダー。

大きな窓越しにはお施主様拘りのペンダントライトが

吊り下げられる予定です。

その他のお部屋にも照明器具が設置され始めました。

いよいよ完成形が見えて参りました。

年明けのお引渡しに向けまして、色々な職人さんに

作業頂いております。

１階の半分以上を占める床のタイル貼り工事も佳境を

迎えております。

写真は中庭の部分が施工されている様子です。

内外を同じタイル仕上げとして連続間を持たせることで

視覚的な広がりを感じるのが狙いでもあります。

そして前回施工中だったキッチン前のタイル工事も

完成しておりました。

タイルは高級感が増しますね。