今回の建物は主にお母様が住まわれるための家の建て替え計画として
1年半ほどの時間をかけて進めて参りました。
建物本体のお引渡しが二日後に迫る中、お子様達からお母様への
「絵画」のプレゼントというサプライズが行われました。
そう、壁に大きく設置されておりますのがその絵画です。
2020年12月の京都新聞に掲載されました小さな写真を見てお母様が
一目惚れされたという絵画。実際に美術館にも足を運ばれるほどの
インパクトだったとお伺いしました。
その夢にまで見た絵画の原画が壁に設置されたのをご覧になられた瞬間の
お母様の感動された様子に、お子様やお孫様はサプライズの成功を確信
されました。
初めてお出会いしたのが2022年の12月ですから、その2年も前から
原画を押さえられていたお子様達に私たちは感動しました。
これだけの絵のサイズですので、勿論、設計時点から設置場所を計画し
施工時点では額縁業者さんと打合せの上、設置方法を検討し、
壁をふかして絵画が壁と面一となるような納まりとしたわけですが
まさかそれだけ長い歴史があるとは知らず、私たちも驚いた次第です。
廻りの色合いとも調和した仕上がり感になったと思います。
外構工事はまだ絶賛工事中ですが、リビングから見える位置に
アオダモが植えられ、人工芝の施工が進められております。
玄関建具にはグラデーションのフィルムシートが施工されている
ところ。
駐車場では洗い出しの施工が完了しまして、オーバーゲートの
施工が進められているところ。
といった感じで、まだまだあちこち施工中といった状態でも
ありますが、建物本体のお引渡しは出来そうです。
お引渡しに先立ちまして、各種機器使用説明が行われます。
主に電気やキッチン、浴室、トイレといった住宅設備機器の
使用方法のご説明となります。
キッチンなどはメーカーにより特色も異なりますので
聴いていても面白く、勉強になります。
今回は主に水廻りやキッチン廻りなどのリノベーション
でしたが、海外の方からのご依頼で新鮮な体験でした。
海外の方とのお仕事は今回が2回目でしたが、前回は
数回現地にお越し頂く形でした。
今回は打合せを全てリモートで行ない、完成を迎えた本日、
現地で初めて直接対面させて頂くという、かつてない
進め方でした。
内装の色や実際の仕上げ材なども写真をメールで送る方法
でしたので、果たしてイメージが伝えきれているかが
心配でしたが、完成形を目にして喜んで頂けまして安心
致しました。
リモート打合せもコロナ以降通常のこととなりましたが
実際に体感することで、世の中の進化を肌で感じた案件
でもありました。
J様には貴重な経験をさせて頂きましたこと、感謝申し上げ
ますと共に、本日は誠におめでとうございました!
今後とも末永くお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
更地状態となりましたので、建築に先立ちまして、地盤の状態を確認すべく
本日表面探査法によります地盤調査を実施致しました。
現地で調査員の方とお話ししましたところ、良い地盤のようで安心致しました。
結果は数日後に出て参りますが、地盤改良が不要であることを祈るばかりです。
先週掲載致しました蔵のような新築棟にも丸窓がございましたが
改修棟にも既存の丸窓がございます。
土壁がくり抜かれた状態で、その中に意匠的な木組が施された
明かり採り窓となっております。
今回はこの窓を活かしつつ、雨仕舞を良くするため
外部にFIXガラスを設置する予定です。
現場にはフローリングの材料となるナラ材の搬入が完了
しておりました。
床暖房部分と非暖房部分で使う芯材は異なりますが
表面は同一材とすることで、統一感を持たせて参ります。
本日は各種メーター類の納まりレイアウトなどの検討も
進めて参りました。
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