空間工房 一級建築事務所

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10.05.04 Tuesday

ikea

本日はGWの真っ只中。

家に溢れてきたものを収納する家具を買いに、

皆さんご存知の“イケア”へ行ってきた。

引越しした当初のすっきりした家を取り戻そう!! 

を合言葉に家族一同、意気込んで出かけた。

混雑が容易に予想されたが、意外にも空いていた。

道中も店内も。である。

というか、店内は馬鹿でかく人がたくさん居ても

特に気にならないのであろう。

さて、我が家に物が溢れてきた理由は何なのだろうか?

決して子供だけの理由ではない。

安さに負けて“あれば便利そう”というだけで購入するものが多いのである。

まず、それを止めなければ永遠にものは増え続けるであろう。

この機会に良いものを長く使うことを心掛けていきたいと誓う。 ???

それなのになぜ安さが売りの“イケア”に行くのか。

決して安かろう、悪かろうではないと思うからである。

安いのには訳があるというが、

家具の心材は製造過程で発生する木屑(チップ)でできていること。

これは廃材処分費や材料費が削減できる。

反りにくく、粗悪な無垢材よりもよっぽどよい。

また、家具は全て自分で組み立てること。

これは組み立てる工場や人件費が削減できる。

自分で組み立てることで愛着もでてくるので、大切にしたいと思う。

(結構重労働であるが。。。)

さらに、デザインも北欧発であるがゆえに、決して悪くもない。

シンプルできれいなものが多いと思う。

そんなこんなで、安くても良いもの、愛着が持てるものであれば

それは大変良いことだと思う。

そんなこんなで、机×1、引出し×2、収納BOX×9、タオル掛け×2、

植栽、台所用品・・・などなどを購入した。

購入後に宅配費用のあまりの高さにびっくりし、

家族3人、必死に車に詰め込んだ。

ほんまに入るんか?  

見る人すべてがそう思ったと思う。

そんな余裕はなかったが・・・

とにかくすべてを詰め込み、横も後も見えない状態で

奇跡的に無事帰途に着いた。。。

収納は増えた。

あとは組み立てるだけ。 だけ?

今週末が憂鬱である。

はたして我が家に本当に必要なものがどれだけあるのだろうか?

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10.05.01 Saturday

ひらパー兄さん

前回のつづき。

“ひらパー”の魅力の一つに戦略がある。

ひらパーと言えば、関西人なら誰でもご存知のことと思うが、
吉本興業のお笑い芸人、ブラックマヨネーズの一人 小杉さんが
ひらパー兄さんを務めていることで有名である。

この夏に任期を終えるということで、次の“ひらパー兄さん”を相方の吉田さんとで
選挙を行うという筋書き。

吉田さんは小杉さんが“ひらパー兄さん”をしていることを本人からではなく、
コマーシャルで知ったという。
小さい頃からよく“ひらパー”に行っていたという吉田さん。
かなりのショックと怒りを覚えたそうな。

そんなこんなで、この夏に選挙が行なわれる。(かなり端折ったが・・・)

これが直接行きたいと思えることではないかも知れないが、宣伝は絶大な効果を上げていると思う。
私たち家族もまんまと嵌められた訳である。

単に人気者をキャラクターにする手法はいくらでもある。
小杉さんが“ひらパー”のキャラクターになってコマーシャルを見ても
事実、最初は何も感じなかった。
それが、吉田さんが加わることでこうもおもしろい展開になるとは。である。

設計でも同様なことがある。
「こんなことを考えました。」
といっても、「必要ない!」と言われればそれまでである。
「これがあるのには、このような理由があります。このような効果が生まれます。」
これがなければ大切な何かが無くなってしまう。
すなわち必要不可欠なものにしてしまえば、最大の魅力にも変わるのである。
惹き付ける何かを持つこと。
言葉では簡単であるが、全ての設計に於いてこれからも見出していきたいと思っている。

その他、お弁当持ち込みを許可しているところや、飲食の価格が他の施設と比べて
高くないところ(ペットボトル160円・・・10円高 微妙である)も良心的で魅力的と感じた。

子供が一緒に行ってくれる内に、もう一度行きたいと思う。
初めは怖がってジェットコースターに乗りたがらなかった娘。
その後、帰る間際まで木製ジェットコースターに乗り続け、計8回も付き合わされた。
次回は他にも乗ろうね。

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10.04.29 Thursday

ひらパー

今日は、娘の6度目の誕生日。
“ひらパー”へ連れて行った。

“ひらパー”。
関西人であれば誰でもご存知であると思うが、
枚方パーク(遊園地)である。

私が幼少の頃から既に存在していたので、かなり古いと思う。

そこで、調べてみると・・・
なんと・・・
現在、営業している遊園地の中では日本最古(どんだけ古いねんという表現ではあるが)
で1912年(大正元年)開業あるという。
ちなみに日本最古の遊園地は1853年開園の東京 浅草花やしき だそうだ。
(これ以上踏み込むと話が脱線するので、取り敢えず古いという話はここまでにしておく)

そんな古い枚方パークへは関西に住んでいて初めて行った。
ほんまに関西人か?とつっこまれそうであるが、事実なので仕方がない。

そんな、(どんな?)ひらパーへ行くと
4月29日の祝日ということもあり、当然園内は賑わっていた。
しかし、単なる遊園地でここまで集まるか?と思うほどである。

建物も乗り物も古いものが多く、遊園地としての目玉である
アトラクションもそれほどすごいとは思えない。
それなのに人が集まるのはなぜか?

やはり人を惹き付けるものがいくつかある。と思った。
今日は一つだけその思うところを書きたいと思う。

そのひとつとは自然が多いということだと思う。
園内には断然家族連れが多く、そこら中にあるテーブルやベンチに腰掛け、
持参したお弁当やMac(関西ではマクド↓)などで購入したものを食している。
青空の下で食べたり寝転んだりでき、ピクニック気分が味わえることが大きな要因だと思う。
そういう私たちもお弁当を持参して青空の下で食べた。
また、歩いていたり列に並んでいても自然が身近にあるのでとても心地よいと思った。

建築を設計していても自然の力に頼るところは大きい。
緑は人を惹き付け、癒し、憩いを誘導すると思うためである。

”ひらパー”の建物や乗り物の古さも周りの自然の成長を見ると、
共に時間が経過したことが感じられる。
ディズニー・ランドやディズニー・シーが楽しいと思える一つには
やはりランドでは緑が充実していること、シーでは海(水)が身近に感じられることが挙げられると思う。
それらを意識している人は少ないと思うが、自然と強く結びついている影響は大きいと思うのである。

改めて建築は単体で考えるのではなく、自然や外部空間との関係を良くすることが
気持ちの良い空間になるのだと思った。
これからもかっこいい建物だけでない、気持ちいい空間作りを心掛けたいと思う。

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10.04.22 Thursday

4度目の正直?

現在、滋賀県の長浜市で薬局の設計をさせて頂いている。
今年の初めにご連絡を頂き、設計が始まった。

お施主様とは2004年にご自宅を設計させて依頼のお付き合いなので、かれこれ6年になる。
その間も薬局3件の設計をさせて頂いた。
とても足を向けて寝られない方のお一人である。

これまでのご要望はというと、機能とコスト重視でその中で他と違うことが強く求められた。
お施主さまは他と違うことを強調し、「コストは何とかしてくれ!」というタイプなのである。
でも何とかしたくなる、憎めない方である(年上なので失礼ではあるが・・・)

長浜市は雪国であることから制約も多かったが、
それでも歯を食いしばって色々と試行錯誤を繰り返しがんばった。と我ながら思う。

今回で4件目のこの物件。
そんなご褒美か、今回は今までとは全く異なる空気が流れている。
今年初めにご連絡を頂いたときから何かが違っていた。
「今回は楽しみましょう」・・・と。「えっ???」。

半信半疑であったが
昨日でお打ち合わせ5回目。
実施設計の見積り図面を工務店に提出する約束の日であったが
昨日もお施主さまからは楽しそうに色々なご要望がでてくる。
変更もたくさんでてくる。
検討事項などもたくさんでてくる。
あれもしたい、これもしたい。
これおもしろそう!!

一番楽しんでいらっしゃるのはお施主さまだと思った。

GW明け着工、7月末竣工。
今は時間がなくて焦りはあるが、これを乗り越えると
必ず満足のいく良いものが出来上がっていると思う。

楽しむ余裕をもつことが大切であると言い聞かせつつ、
コストコスト・・・ 納まるかなぁ???

7月乞うご期待!

ダイアリー | by kono | comments(0)
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