娘の春休み最終日に“グリコピア”たるものへ行って来た。
“グリコピア”とは、かの有名なお菓子メーカー“江崎グリコ”の見学できる工場である。
子供がいなければ気付きもしないし、気にも留めないことがたくさんある。
今回はその一つ。
グリコの歴史からチョコレートのできるまで、
そしてプリッツの製造過程を見学させて頂いた。
知らないことが多すぎて年甲斐も無く、童心に帰り“ワクワク”してしまった。
ここで豆知識を一つ。
プリッツには網目の焼き後がついていることをご存知のことと思う。
それは製造過程で焼かれる際につく網目である。
実はその網目、片方にしかない・・・
そんなことに感心しつつ、しかしワクワクのままでは帰れない。
一設計事務所の創設者として、
江崎グリコ創業者である“江崎利一”氏の理念を勉強してきた。つもりである。
数ある語録の中に“頭は使うが心痛はしない”
また、“息がくさくなるまで考えよ”とも書かれていた。
物事を考えるときは額や脇の下から脂汗が出るほど考える。
しかしいつまでもくよくよせず気持ちをさっと切り替えることだ。
考えることは大事であるが、どれほどまで考え抜くかが大事。
そして考え抜いた結果と、気持ちの切替えの大切さが教訓として分かる。
私たちの仕事も一つの案に拘り、活路が見出せないことが多々ある。
一度白紙に戻り、気持ち新たに考えると良い案が生まれる。こともある。
しかしこちとら客商売、息がくさいとお施主様に迷惑が掛かる。
そんなことを言っているうちは、まだまだ。
私の息がくさいときは、よ~く考えてくれているなと良い方向で捉えていただければ幸いである。
豆知識2
グリコのキャラメル。発売当初は大人が買い求めたそうな。
子供向け転換に”おまけ”を付けたことが功を奏したそうな。
先日、沖縄へ行ってきた。
泳ぐことを目的としない沖縄というのは今回が初めて。
雨のせいもあり、少し肌寒かった。
行き先は“ビオスの丘”にある亜熱帯の森。
「ビオス」とはギリシャ語で「生命」を意味する。・・・らしい。
約10万坪の広大な敷地に、亜熱帯の森や美しいランの花をはじめ、
生き物たちが満ち溢れた豊かな森が広がっている。
「ビオス」の意味通り、「生命」を感じる旅となった。
数時間前までは車や高層ビルの建ち並ぶ都会に居たはずなのに
いきなり原生林の風景に身を置くと少し戸惑うものである。
しかし自然の壮大さや澄んだ空気、生き物たちに触れるうち、
月並みではあるがとても癒された。
仕事柄、建物や街並みを見にいく機会が多いが、ここでは自然しか見えない。
この状況では建築が何なのかを考えてしまう。
この“ビオスの丘”にある休憩所では屋根が緑化されていた。
よくある手法だと思ったのであるが、
従業員の方から人工的に緑化されたのではないと聞いた。
自然に草や木が生えてきたものらしい。
立派な松の木が何本も生えていたのには驚いた。
都会では屋根緑化などと人工的に緑化を施すことが
“エコ”だともてはやされてはいるが、
このビオスの丘のように、本当は自然が繁殖し、育つ環境に
少しでも戻すことが大事なのではないだろうかと思ってしまう。
建築でできることって何だろうか・・・
取り敢えず、自然の「生命」を感じ、そのパワーを感じ、「やる気」をフル充電してきた。
ブログというものにとうとう脚を突っ込もうとしている。
何かを始めるときにはきっかけがあるものだが、
今回は用舎行蔵10年目に当たる節目。
この4月にホームページも一新した。
正月に今年の目標を“CHANGE”としたことも負い目にあり、始めてみることにした。
とにかく気軽に始めよう!と言い聞かせつつ。
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