先日、沖縄へ行ってきた。
泳ぐことを目的としない沖縄というのは今回が初めて。
雨のせいもあり、少し肌寒かった。
行き先は“ビオスの丘”にある亜熱帯の森。
「ビオス」とはギリシャ語で「生命」を意味する。・・・らしい。
約10万坪の広大な敷地に、亜熱帯の森や美しいランの花をはじめ、
生き物たちが満ち溢れた豊かな森が広がっている。
「ビオス」の意味通り、「生命」を感じる旅となった。
数時間前までは車や高層ビルの建ち並ぶ都会に居たはずなのに
いきなり原生林の風景に身を置くと少し戸惑うものである。
しかし自然の壮大さや澄んだ空気、生き物たちに触れるうち、
月並みではあるがとても癒された。
仕事柄、建物や街並みを見にいく機会が多いが、ここでは自然しか見えない。
この状況では建築が何なのかを考えてしまう。
この“ビオスの丘”にある休憩所では屋根が緑化されていた。
よくある手法だと思ったのであるが、
従業員の方から人工的に緑化されたのではないと聞いた。
自然に草や木が生えてきたものらしい。
立派な松の木が何本も生えていたのには驚いた。
都会では屋根緑化などと人工的に緑化を施すことが
“エコ”だともてはやされてはいるが、
このビオスの丘のように、本当は自然が繁殖し、育つ環境に
少しでも戻すことが大事なのではないだろうかと思ってしまう。
建築でできることって何だろうか・・・
取り敢えず、自然の「生命」を感じ、そのパワーを感じ、「やる気」をフル充電してきた。
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