■読書が好きであることは、随分以前にも書いた記憶があります。
読書のジャンルは問いません。
そしてごく たまーに ビジネス関連の本も読んだりします。
これは、何も今はじまったわけではなく、中学生の頃からビジ
ネス書を読んでいたマセタ子供でした・・。
最初に読んだのは「トランプ」というアメリカのビジネスマン
といいますか、大富豪の著書でした。
多分、中学生のことなので「トランプ」という名前に単純に興
味を持ったのだと思います。
さて、今回はそんなビジネス書の一節から思うところを少し。
それではどうぞおたのしみください。
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■Just Ask
おお!今回は英語の題名である。(たいした英語ではないが)
“Just Ask”直訳すると『聞いてみろ』となる。
これ、実はとあるビジネス書で読んだ内容。ネタをばらすのも
どうかと思うが、ここは正直に書いておく。
このジャストアスク。(ここからはカタカナで・・)言わんと
するところは、自分の頭の中での想定・仮定はあまり当てにな
らない。だから相手/周りの人に、聞いてみなさい。という内
容。
もう少し具体的に。
とある企画が浮かんだとする。多分、多くの人はその企画を頭
の中でシュミレーションして、悪い点をみつける。それを改良
して企画を成り立たせようと「自分の中」でもがく。得られる
結果は誰も分からないのに、自分で結論を出す。で、最悪の場
合は、その企画を誰にも言わず、お蔵入りにする。
しかし、そのシュミレーションは正解ではない。ことが多い。
即ち、賛同者が隣にいるかもしれないのに、誰にも聞くことな
く自分の中で諦める。という行為は良くない。試しに思い切っ
て「聞いてみろ」という理念。聞けば道が開けるかもしれない。
たとえ道が開けない場合でも、別の道を探るという方向性が見
つかる。
誰にも言わずお蔵入りにしたところで、誰も損しないが誰も得
もしない。損得の問題ではないかもしれないが、明らかに時間
の無駄使いとなる。
このジャストアスク。意外に使い心地が良い。物事が前に進む
のである。是非機会があれば試していただきたい。
毎度のことながら、設計にしても然りなのである。
ご要望を伺って、設計を進める。ただ、若干最初のうちは温度
差がある。お施主様と私達設計者の間に。それはそうである。
今まで会ったこともない者同士の思考が、いきなり一致するは
ずもない。ある程度、HPで私達の設計理念や設計事例をご覧
頂いているとは言うものの、お会いするのが初めてな場合は、
どんな空間を望まれているか、私達も手探りである。
だから聞いてみる。ちょっとしたニュアンス/想いは違ってい
るということを前提に話しを進める。というか、聞く。すると、
案外全然違う考え方を持たれていたり、案外思い切ったご提案
を受入れていただいたりするのである。
あーでもない。こーでもない。と設計者側でアレコレ悩む前に、
まず聞く。これが大切だと思う。
勿論、聞けば全てがうまくいくわけでもない。しかし少なくと
も最終地点に向かう速度が速まる。なぜなら、聞いてダメなこ
とは検討する必要がなくなるから。
とはいえ、プロとして何でもかんでも聞くわけではない。非常
に重要と思われる点。ここを外したら先はないと思われる点。
などに限って聞くことにはしている。
ジャスト・アスク。
聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。という言葉にも似ている
が、少しニュアンスが違う。と思っている。シンプルなのであ
る。日本的な遠慮も必要だが、時には欧米的なダイレクトさも
必要だと思いつつ、ジャスト・アスクしながら設計をしている。
時に構造家にジャストアスク。時に施工者にジャストアスク。
そして時に確認検査機構にジャストアスク。
とにかく、前へ!
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■編集後記
今年は大河ドラマを見ています。
「龍馬伝」。京都にもゆかりのある人物且つ非常に有名な人物
なので見ています。
岩崎弥太郎目線からのストーリー。いわずと知れた、三菱財閥
の創始者ですので、どんなストーリー展開になるのかが楽しみ
です。
・・・が、いつも見るのはBSの夕方6時から。
なにぶん、娘が「イッテQ(=ほぼイモト)」のファンですの
で、夜8時からのチャンネル権が私にはありません・・。
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