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10.03.03 Wednesday

Just Ask

■読書が好きであることは、随分以前にも書いた記憶があります。

 読書のジャンルは問いません。

 そしてごく たまーに ビジネス関連の本も読んだりします。

 これは、何も今はじまったわけではなく、中学生の頃からビジ

 ネス書を読んでいたマセタ子供でした・・。

 最初に読んだのは「トランプ」というアメリカのビジネスマン

 といいますか、大富豪の著書でした。

 多分、中学生のことなので「トランプ」という名前に単純に興

 味を持ったのだと思います。

 さて、今回はそんなビジネス書の一節から思うところを少し。

 それではどうぞおたのしみください。
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■Just Ask

 おお!今回は英語の題名である。(たいした英語ではないが)

 “Just Ask”直訳すると『聞いてみろ』となる。

 これ、実はとあるビジネス書で読んだ内容。ネタをばらすのも
 どうかと思うが、ここは正直に書いておく。

 このジャストアスク。(ここからはカタカナで・・)言わんと
 するところは、自分の頭の中での想定・仮定はあまり当てにな
 らない。だから相手/周りの人に、聞いてみなさい。という内
 容。

 もう少し具体的に。

 とある企画が浮かんだとする。多分、多くの人はその企画を頭
 の中でシュミレーションして、悪い点をみつける。それを改良
 して企画を成り立たせようと「自分の中」でもがく。得られる
 結果は誰も分からないのに、自分で結論を出す。で、最悪の場
 合は、その企画を誰にも言わず、お蔵入りにする。

 しかし、そのシュミレーションは正解ではない。ことが多い。
 即ち、賛同者が隣にいるかもしれないのに、誰にも聞くことな
 く自分の中で諦める。という行為は良くない。試しに思い切っ
 て「聞いてみろ」という理念。聞けば道が開けるかもしれない。
 たとえ道が開けない場合でも、別の道を探るという方向性が見
 つかる。

 誰にも言わずお蔵入りにしたところで、誰も損しないが誰も得
 もしない。損得の問題ではないかもしれないが、明らかに時間
 の無駄使いとなる。

 このジャストアスク。意外に使い心地が良い。物事が前に進む
 のである。是非機会があれば試していただきたい。

 毎度のことながら、設計にしても然りなのである。

 ご要望を伺って、設計を進める。ただ、若干最初のうちは温度
 差がある。お施主様と私達設計者の間に。それはそうである。
 今まで会ったこともない者同士の思考が、いきなり一致するは
 ずもない。ある程度、HPで私達の設計理念や設計事例をご覧
 頂いているとは言うものの、お会いするのが初めてな場合は、
 どんな空間を望まれているか、私達も手探りである。

 だから聞いてみる。ちょっとしたニュアンス/想いは違ってい
 るということを前提に話しを進める。というか、聞く。すると、
 案外全然違う考え方を持たれていたり、案外思い切ったご提案
 を受入れていただいたりするのである。

 あーでもない。こーでもない。と設計者側でアレコレ悩む前に、
 まず聞く。これが大切だと思う。

 勿論、聞けば全てがうまくいくわけでもない。しかし少なくと
 も最終地点に向かう速度が速まる。なぜなら、聞いてダメなこ
 とは検討する必要がなくなるから。

 とはいえ、プロとして何でもかんでも聞くわけではない。非常
 に重要と思われる点。ここを外したら先はないと思われる点。
 などに限って聞くことにはしている。

 ジャスト・アスク。

 聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。という言葉にも似ている
 が、少しニュアンスが違う。と思っている。シンプルなのであ
 る。日本的な遠慮も必要だが、時には欧米的なダイレクトさも
 必要だと思いつつ、ジャスト・アスクしながら設計をしている。

 時に構造家にジャストアスク。時に施工者にジャストアスク。
 そして時に確認検査機構にジャストアスク。

 とにかく、前へ!
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■編集後記

 今年は大河ドラマを見ています。

 「龍馬伝」。京都にもゆかりのある人物且つ非常に有名な人物

 なので見ています。

 岩崎弥太郎目線からのストーリー。いわずと知れた、三菱財閥

 の創始者ですので、どんなストーリー展開になるのかが楽しみ

 です。

 ・・・が、いつも見るのはBSの夕方6時から。

 なにぶん、娘が「イッテQ(=ほぼイモト)」のファンですの

 で、夜8時からのチャンネル権が私にはありません・・。

コラム | by muranishi | comments(0)

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