■はじめまして。
京都を拠点に活動する設計事務所「空間工房 用舎行蔵」がお届けいたします。
設計事務所が日頃何を考えて設計しているのか?
そんな視点からの連載を開始いたします。
家創りのヒントになれば幸いです。
創刊号では「部屋の広さ」がどんな要因によって導き出されるのか?
という視点から書き出したいと思います。
それでは、宜しくお願いいたします。
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■部屋の広さは何に比例するか?(1)
設計をはじめてから、かれこれ15年近くになる。
最初は(いや、今でも)リビングは「広く」、トイレは「狭く」といった観念で設計
している気がする。何の疑いもなく。。
その様に大学の授業で教えられた覚えもないし、それでお施主様から苦情が出たわけ
でもないので、恐らくそうすることが社会通念上、一般的なのだと思う。
「だったらそれでいいじゃない。」という結論に達するのが通常なのだけれど、それ
では話しが終わっていまうので、最近考えたことを書いてみる。
そもそも部屋の広さは、何に比例して決まっているのか?
そんな想いがフト頭をヨギッタ。考えられるのは・・
・過ごす時間に比例する
・一時に集まる人数に比例する
・快適さに比例する
・使用目的に比例する
・外部環境に比例する などなど
そして自問自答してみた。
自問1:過ごす時間に比例するのでは?
自答1:確かにリビングは比較的長く居て、トイレは比較的短時間しか過ごさない。
でも「書斎」って結構長く過ごす気がする。
その割には狭くても支障ない空間かもしれない。
過ごす時間に完全に比例するわけでもないのか?
じゃあ次、行ってみよう。
(次回へつづく・・)
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■編集後記
創刊号。非常に短い内容ですが、コツコツと続けていければと思います。
今後どのような話しの展開になるのか全く未定ですが、設計事務所が
考えている一端でも伝えられればと考えています。
そしてその中から「家創りのヒント」を見出していただければ尚幸いです。
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