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10.09.27 Monday

京都紀行(2)

■その土地土地で風習・習慣というものは、確かにあります。

 今回のコラムは「喫茶店」をメインに書いていくのですが

 名古屋の現場も多々あります関係上、名古屋の喫茶店にも

 行く機会が結構あります。

 まず驚いたのは、必ず「おつまみ」が付いてくること。

 コーヒーに。ですよ。

 そして「あんこ」を使ったメニューが豊富なこと。

 喫茶店に。ですよ。

 その土地で生活している人にとっては、それが「普通」という

 ことが、よそ者には結構インパクトがあったりします。

 そんなこんなで今回のコラム。

 それではどうぞおたのしみください。
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■京都紀行(2)

 今回はお気楽コラム第二弾である。

 凄く個人的視点から京都をかいつまんでみるシリーズという位
 置づけ。なので、凄く偏った情報満載?である。

 というわけで、今回は「喫茶店」に的を絞って書いてみたい。
 ひどく的が小さい気もするが、「へぇ~」と思うネタも一つだ
 け用意しているので、おたのしみに。

 京都はきっと、喫茶店の数が圧倒的に多い。それはチェーン店
 のみならず、個人経営のお店も含めての話しである。まあ、あ
 くまでも「印象」の話しでしかないのだが。

 あまり、と言うか全く全国の喫茶店を巡ったこともないので、
 偉そうなことは言えないが、例えば名古屋。ここも圧倒的に喫
 茶店の数が多い「印象」を受ける。しかし、名古屋の場合、圧
 倒的に多いと感じさせるのは「コメダ珈琲」というチェーン店
 である。京都で言えば、昔の「からふね屋」。いや勿論今でも
 存在するのだが、数は一時期に比べて格段に少なくなった。大
 学生の頃は、帰省する度に地元の仲間と、からふね屋に入り浸
 っていた記憶がある。普通大学生なら、居酒屋が定番なのだが、
 皆お酒が弱いので喫茶店に集まる。当時の行きつけは、先斗町
 のからふね屋。24時間営業。(今はもうないが)。先斗町な
 のに喫茶店。場所は盛り場なのに、喫茶店。絶妙である。だい
 たい、夜の9時頃に入店すると、明け方の4時頃までコーヒー
 一杯で話しに花を咲かせる。いや、全員男である。が、話しが
 終わらない。追加で注文することもなく、コーヒーが無くなっ
 たら注文するのは水のみ。全く持って凄く迷惑な客である。

 しかし、ポイントは「長居できる」という点にある。最近のチ
 ェーン店などは、椅子の形状や硬さ、空調の温度・音楽(BG
 M)などを巧みに操り、「長居できない」状況をつくり出して
 いる。要は客の回転数を上げて、売上げも上げるための一般的
 な手法なのだが、私はそういう店は二度と行かない。あくまで
 も、「長居できる」店を探し求めている。そういう観点からい
 けば、名古屋のコメダ珈琲も「長居できる」貴重な店と言える。

 京都で一番お勧めの喫茶店はどこですか?と聞かれたら、まず
 挙げたいのが「イノダコーヒー」である。これまた微妙に店舗
 数が多いのだが、最もお勧めは、堺町通りの三条を下がったと
 ころにある本店である。イノダコーヒー自体、老舗なのだが、
 店の雰囲気も昭和レトロな感じでよい。ただ、休日は観光客と
 おぼしき人々が多いため、待ち時間が長いのが玉にキズである
 が。

 そんな雰囲気もお勧めだが、お勧めの一番の理由は「味」。夏
 に飲むアイスコーヒーの味は病みつきになる。(もう秋だが)

 創業1940年の老舗であるため、親子代々毎週日曜日はイノ
 ダコーヒーでブランチという方も居られる。それ位、繰り返し
 足を運びたい店ともいえる。東京や札幌にも支店があるような
 ので、機会のある方は、その「味」を是非お試しあれ。

 このイノダに似たような喫茶店が実は結構ある。味というより
 も、醸し出す「雰囲気」。京大前の「進々堂」然り、寺町三条
 を上がったところにある「スマート」然り、「セカンドハウス」
 東洞院店然り。ホンモノの老舗もあれば、町家を改装してレト
 ロさを演出したものもある。

 レトロな雰囲気で尚且つ、京都観光に来た~!という感覚を味
 わい人は、木屋町の御池を上がった東にある「ROJI」とい
 うお店。昔の先斗町のからふね屋もそうだったが、鴨川に面し
 ているため、夏場は「床」が出る。(いや、もう秋だが)

 その店名通り、京都ならではの、ほっそいほっそい露地を進ん
 でいった先にある喫茶店である。「味」は、そこそこ。でも、
 長居は出来る。

 川床のある喫茶店で最も目につき、最も行き易いのは、三条大
 橋の北西にある、スターバックス。そう、アメリカはシアトル
 発祥の外資系チェーン店である。ここが、京都の一号店である。

 ここからが「へぇ~」のお話し。

 最初、スタバが京都に出店を決めたとき、狙っていたのは「京
 町家」だった。京町家を改装して、喫茶店にする手法で行こう
 と考えていた。しかし、既にそのスタイルは「イノダ」が確立
 していると知り、次に狙ったのは、京都で最も早く「歩行者天
 国」化される通りはどこか?という内容。そう、目指したのは
 オープンカフェスタイルである。

 そこで、とある筋から「三条通り」が最も可能性が高いという
 情報を受け、まず押えたのが上述の店舗である。そして次に烏
 丸三条を押さえた。それが京都の2号店。三条通りの鴨川から
 はじまり烏丸を押えるという戦略のもと、スタバの京都進出が
 成された。

 まあ、確かに三条通りは、ほぼ歩行者天国化している。

 とある筋とは、大学の准教授。世界遺産評価委員にも名を連ね
 る人である。実はこのネタ、とあるセミナーで本人から伺った
 (ご本人がスタバのマーケティング担当者を案内した)内容な
 ので、真実度は100%。である。

 さて、他にお勧めはないのか?と聞かれれば、まだある。が、
 それはまたの機会にしたい。

 京都の街を歩けば、特長を持った喫茶店が結構ある。そんな視
 点で京都を歩くのもまた楽しいかもしれない。

 私が喫茶店に「長居」を求める理由は主に「本」をゆっくりと
 読めるから。である。
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■編集後記

 去年の夏。まだ3歳の娘を連れて、「おいしいチョコレート

 パフェ探し」という名目で、色々な喫茶店を廻ってみました。

 イノダのシンプルなパフェも良かったです。色々市内を廻っ

 てみて、最終的においしかったのは一番近所にある、からふね

 屋のチョコパフェでした。

 その店、その店でチョコパフェ一つにも特長があることが

 わかりました。

 いや、分かったのはそれだけですが、何か?
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 H  P:http://yosyakozo.jp
 E-mail:info@yosyakozo.jp

 反動で今年は一度もチョコパフェを口にしていません。

コラム | by muranishi | comments(0)

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