空間工房 一級建築事務所

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12.03.21 Wednesday

人生には絶対に逃してはならないチャンスがある

■つい先日、とある住宅の2年点検にお伺いしました。

 竣工当時の姿そのままに、キレイにお使いで、所々に緑が増え

 て、より一層良い感じになっておりました。

 お施主様は出版会社にお勤めで、そこで出版された日めくり

 カレンダーを頂きました。

 ただの日めくりカレンダーではなく、サッカー元日本代表の

 カズ選手の一言が書かれたカレンダー。

 良い言葉が並んでいます。

 言葉はすごく大事だと思いました。

 というわけで、建築とはほぼ関係のないお話しを少し。

 それではどうぞおたのしみください。
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■人生には絶対に逃してはならないチャンスがある 

 「人生には絶対に逃してはならないチャンスがある。」

 今年に入って最も印象に残っている言葉である。

 誰の言葉か?サッカー日本代表監督のザッケローニ氏の言葉で
 ある。

 これは選手に対して放たれた言葉。

 日本代表に選ばれるために召集された代表候補者達を前に語っ
 た言葉なのか、W杯予選を通過することを指して語った言葉な
 のか、はたまたザッケローニ監督自身の座右の銘なのかは、知
 らない。

 が、非常にわかり易く、非常に短く、非常に心を奮い立たせて
 くれる言葉だと思う。

 まあ、私は勿論サッカーの日本代表に召集されたこともなく、
 W杯予選を闘う機会もないのだが、人生には逃してはならない
 チャンスがそこかしこに転がっているような気がしている。

 設計のコンペ然り。お施主様へのプレゼン然り。工事中の現場
 監理然り。竣工後の建築を語るとき然り。全ては、関わった建
 築をより良いものに仕上げていく、若しくは見てもらえる人達
 により良い印象を持って貰うまたとない機会のような気がして
 いる。

 コンペやプレゼンでは、思考の過程や結果をお施主様に分かり
 やすく。現場監理では、設計意図を現場監督さんや職人さんに
 分かりやすく。竣工後の建築を写真などで見て貰う時は、その
 建築の良さを未来のお施主様に分かりやすく。

 何が誰にとってのチャンスなのかは、状況によってコロコロと
 変わる。

 設計者の立場で言えば、設計・監理という仕事を獲得出来るチ
 ャンスだし、住宅のお施主様の立場で言えば、より良い住空間
 を獲得出来るチャンスだし、施工会社の立場で言えば、持ち得
 る技術力を存分に発揮し、または高めるチャンスだし、社会的
 に見れば、よりよい景観や文化的文脈を蓄積出来るチャンスな
 のだと思う。

 勿論それは、全ての人が熱意を持って関わって初めて生まれる
 結果なのだけれども。

 何をチャンスと捉えるのかは人それぞれだし、チャンスに固執
 し過ぎると、腕を磨く機会を逃す。

 なので「ここ一番」というのを見極める「眼」も必要である。

 サッカーの日本代表に選ばれるか否かは誰がどう見ても逃して
 はならないチャンスである。

 それほど分かりやすいチャンスなんぞは、私のような凡人には
 訪れないだろう。

 だからこそ、逃してはならないチャンスは、絶対に逃してはな
 らない。のである。回転寿司で自分が好きなネタを逃してはな
 らないように。いや、全然ちがう。。

 話しは変わる。変える。

 最近、プレゼンで立て続けに「眼からウロコです」という感想
 をいただいた。ただの自慢である。

 最近、別のプレゼンで「ふーん」という反応をされてしまった。
 ただの自虐ネタである。

 どちらもきっと、逃してはならないチャンスだったと思う。

 全てのプレゼンが100%の確率で上手くいくことは、恐らく
 ない。だが、100%の情熱は常に賭けつづけたい。

 きっとそれが、逃してはならないチャンスを逃さない唯一の方
 法だと思うので。

 回転寿司で自分が頼んだネタを逃さないように。いや、まるで
 違う。。
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■編集後記

 最近まぐまぐ(このコラム)こないね~。と、とあるお方から

 ご指摘が・・。うっ。厳しいところを突かれました。

 そうです。ここ2ヶ月ほど書きそびれておりました。
 
 というわけで、久々のコラムでしたが、建築と無関係で失礼

 しました。。

 話しは変わりますが、最近、でっかい机を購入しました。

 自宅のリビング用に。ほぼ机に占領された部屋になりました。

 が、良い感じです。そんなお話しもまたしてみたいと思います。

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 好きなネタはウニです。
 会社時代にウニばかり頼んで上司におこられました。。 

コラム | by muranishi | comments(0)

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