今日は、すごい雨でした。
傘がまったく役に立たない、そんなすごい雨でした。
風も強かった。
傘の骨がひん曲がるくらい、そんなすごい風でした。
そんな中、なぜか車で出かける羽目になり、
なぜか屋外駐車場に止める羽目になり・・・
そして、悲劇は帰りの精算時のこと。
出口で精算するタイプの駐車場。
依然、すごい雨とすごい風。
チケットを入れると、「お金を入れてください。」との冷たい声。
続いて1,000円札を取り出し、挿入口へ。
・・・
やっ、やっ、やばい。。。
一瞬にして、1,000円札がびしょびしょになった。
入れても入れても1,000円札は挿入口からベロを出すように吐き出してきやがる。
1,000円札はどんどんびしょ濡れになり、
挙句の果て、ちぎれそうで抜き出すことさえ困難になってきた。
返せっ!
あっ!
・・・
小銭、小銭・・・
あっ!
ないっ!
・・・
でっ、でっ、出れない!
仕方なく今来た道をびしょ濡れになりながら戻り、
ちぎれかけた1,000円札を両替してもらい・・・
無事帰途についた。
教訓。
雨風が強いときは小銭で精算を。
今日は、2005年3月に竣工した箕面市H邸のお宅へお邪魔した。
お引渡しがぎりぎりになり、竣工写真が撮影できなかったため、
無理を言って撮影をさせて頂いた。
5年が経っていたが、綺麗にお住まいになられている。
昨年もお庭を綺麗にされるということで、
神戸のGREEN HOUSEさんをご紹介させて頂いた。
その完成した姿も初めて拝見できた。
このように、愛着を持って手入れして頂いていることは
設計者にとってはこの上なくうれしいものである。
この家は奥さん断っての希望で、黒と白のシンプルな配色のみで構成されている。
目玉はガラスの階段。
WC手洗器などなど奥様の想いが詰まったお家である。
私事ではあるが、今日は41歳のバースデイ。
5年前に設計したお家に1日中お邪魔できることはなかなかないと思う。
若い頃にできた発想、今できる発想があることに気付く。
チャレンジすること、守るべきこと、経験を活かすこと。
バランスが大切であると思う。
若い頃の自分の考えに刺激を受けつつ、
新たなプロジェクトに意欲を掻き立てられる一日となった。
竣工写真も新たな目で見ることができるのではないかと思う。
乞うご期待です。
今日は、奈良県吉野にあるN医院の竣工写真撮影に行って来た。
この物件は、東京の河原泰建築研究所 河原泰さん(東畑建築事務所時代の先輩)からの
お誘いで共同設計をさせて頂いた。
昨年の9月の連休、いわゆるシルバーウィークを利用して
内装の改装設計をさせて頂き、今年2月に外壁の改装工事を終えたばかりである。
11日間という短い期間で劇的ビフォアアフターをする訳である。
11日間のお休みを終え、出勤されたときの職員さん方の驚きは
TVで見るような涙・涙のような光景であった(と思いたい)。
当然、設計者も近くに泊まり込み現場監理を行なった。
それまでの設計や施工業者さんとの打合せも大変であったが
苦労は時が経てば美しく感じるものであるが今回も例外ではない。
非常に楽しかったと思える。
そんなこんなで、今年はとにかく雨が多い。
2月の竣工を迎えてから撮影日を心待ちにしてはいたが、
休院日と写真家さん(SS大阪 津田氏)、私の都合を合わせるのも一苦労であった。
何といってもこの計画では、医院長さまのご意向で外壁に重点が置かれていた。
“とにかく外観を変えたい。ガラッと変えたい”
そんなご要望に、アルミパネルで応えた。
約40cmを基調としたグリッドに白とピンクのメタリック塗装されたパネルが
上下交互に積み重なるディテールである。
読んでいる方がどのように想像しているかを今は考えたくないので、急いで先を進める。
メタリック塗装が施されたパネルは、時々刻々と変化を見せる。
光輝く時、曇天の中暗く沈む時など、見る方向によっても同じように見えることはまずない。
また、パネル一枚一枚には桜模様に切り抜いてある。(吉野=桜という安易な考えであるが・・・)
桜模様の光が医院の中にもうつろい、患者さんの心を癒したいという思いである。
そんな色々な想いをこめた外壁であるため、なにがナンでも晴れ、それも快晴でなければならなかった。
今日は雲こそはあれ、快晴に恵まれた。
朝から晩までうつろいゆく姿を見ることができ、意図したことが反映できたと確信した。
この吉野という原風景が残る町で、周囲の住民の方たちや医院で働く職員の方々、
患者さん方々がどのように感じ、受け止めているのか、とても気になるところではある。
決して奇をてらったものではない。
光と影、時間という私たちの設計するに当たり心掛けるコンセプトの一つが
このような結果を生み出したと思っている。
まもなく竣工写真ができあがります。
ご期待下さい。
最後に、このプロジェクトに関われたことに医院様、河原さんに感謝します。
先日、イケアにて購入してきた
緑(名前が分からない)を玄関先に置いた。
緑があるのとないのとでは
こうも違うものかとつくづく感じる。
今年、町内会の副会長をしているため
各住戸へ回る機会があった。
それぞれの玄関先を見ると、
意外と植栽を置いているお宅が多い。
まず悪い気持ちはしない。
我が家は? ということになり、
即購入することとなったのである。
リビングにはモンステラを置いている。
南国育ちで葉に穴が開いているのが特徴である。
購入時に、水遣りは週に一度くらいでよいと言われたので
素直に従っていたが、根っこが異様に育ってきている。
空気中の水分をその根っこで吸収しているというのだ。
水が明らかに少ない! ということなのだろう。
でも未だに素直に従い、週1の水遣りでいるが
元気に育ち、逆に我が家に潤いを与えてくれている。
そんなこんなで、(どんなで?)
私たちは竣工祝には観葉植物を贈るようにしている。
空間に合うもの(と思うもの)を一方的にお贈りしている状況である。
幸い、今までに苦情を頂いたことはない。
住空間にとって、緑は必要不可欠であるからである。
植物は、潤いや癒しなどを与えてくれる生き物である。
生き物であるがゆえに育てようとする気持ちが芽生える。
それは家を大事に守ること、メンテナンスをすることと
相共通することだと思う。
そんな気持ちを込めて、お贈りしている。
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