空間工房 一級建築事務所

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10.11.29 Monday

京都紀行(4)

■本文と齟齬が生じますが、私が京都で最も好きな紅葉スポット

 といいますか、最も好きな紅葉(もみじ)は、自転車通勤の途

 中で見掛ける京都御所にある一本のモミジです。

 それはそれは毎年見事に真っ赤になります。そしてその枝振り

 がまたなんとも言えず立派なのです。末広がりというかなんと

 いうか。

 今年もそのモミジが真っ赤になりました。今朝は少し散りかけ

 ていましたので、そろそろ紅葉シーズンも終盤です。

 というわけで、今回は京都の紅葉にまつわるお話しを少し。

 それではどうぞおたのしみください。
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■京都紀行(4)

 最近の週末の京都は鬼の如く混んでいる。

 何が凄いって、車の渋滞が半端ではない。春の桜シーズンと秋
 の紅葉シーズンは「自転車」でお花見/紅葉スポットを巡るの
 が賢いと思う。絶対に。

 赤ちゃん連れだろうと、自転車で良いと思う。まあ、勝手なこ
 とは書けないが、少なくとも10ヶ月の赤ちゃんが居る我が家
 では、「自転車」が脚である。まあ、自転車ではきつい場合は
 バスなどを使うが。

 先日、京都新聞でパークアンドライドの実証実験していた。

 同じルートを、方や公共交通機関。方や自動車で廻るという実
 験企画。この紅葉シーズンに、物好きな記者も居るもんだと思
 うが、このシーズンだからこそ意味がある。面白いのは、所要
 時間に加えて、掛かった費用も掲載してあった。

 バスなどであれば運賃。車であれば、ガソリン代に加えて駐車
 場代。

 そう、実はこの駐車場代が結構クセモノなのである。観光地周
 辺は、ここぞとばかりに通常価格を観光シーズン価格に引き上
 げる。理由がまた面白い。「多くの方が駐車場をご利用いただ
 けるよう、時間料金を変更いたします」と書いてあるのを見た。
 一瞬、なるほどと思うが、単純にボッタクリである。要は、観
 光シーズンは必ず車を止める人が居るから、料金を高くしてい
 るだけである。多くの方がご利用できようができまいが、とい
 う感じである。

 さて、パークアンドライド実験によれば、概ね公共交通機関の
 方が時間は短く、金額も一人当り換算では安いという結果が出
 ていた。しかし、そんな事実とは裏腹に、終日道路は渋滞する。
 
 自転車用のカーナビをつけた自転車を貸し出せば、儲かるだろ
 うな。と単純に思う。

 紅葉スポットと言えば、お花見スポット同様に枚挙に暇がない。

 なので、イチオシ。というか、私がこの秋に行ったスポットを
 ご紹介する。

 それは、真如堂界隈。平たくいえば、自宅周辺。いや、そんな
 に近くはないが、自転車でいける距離である。

 真如堂は言わずと知れた紅葉スポットなので、人だらけである。
 その近くには金戒光明時(黒谷さん)がある。こちらは少しは
 人が少ない。いつ行っても気持ちの良い空間である。そして、
 この時期だけ公開される山門がまた良い。知恩院や南禅寺の山
 門がメジャーであるが、景色だけなら黒谷が京都一であると言
 っても過言ではない。意外と知っている人は少ないので、おす
 すめである。

 そして本当のイチオシは、それらの近くにある吉田山の茂庵
 もあん)である。山頂付近にあるカフェレストランである。山
 頂といっても数分で上れる山なので、構える必要はない。

 吉田山と言えば、節分の鬼で有名な吉田神社がある。これまた
 節分の夜には人だらけになるスポットでもある。その吉田山で
 ある。

 何が素晴らしいって、景色が素晴らしい。東に大文字を見て、
 西に京都市内を見渡すシチュエーション。ハッキリ言って贅沢
 な時間と空間で構成されている。

 まあ紅葉シーズンは結構並ばないと入れないらしいが、11時
 半オープンなので、11時頃に行けば恐らくほぼ並ばず座れる。
 まあ、待たないといけないが、名前を書いておけばあとはオー
 プンまで周辺を散策して過ごせばよい。

 ちなみに観光地は駐車場代も食事代も全て「観光地価格」なの
 で、高い。茂庵はそれほどでもないと認識している。

 私達地元住民が観光地で食事をすることは、稀である。なぜな
 ら高いから。食事をされるなら観光地から離れたお店をおすす
 めする。まあそれでも高いお店は高いのだが。

 ということで、京都で手軽に京都らしい雰囲気の中、食事をさ
 れるなら、河道屋養老若しくは尾張屋をおすすめする。いずれ
 もお蕎麦屋さんである。が、たかが蕎麦とあなどってはいけな
 い。一度お試しあれ。いずれも風情のある店構えである。
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■編集後記

 京都といえば「和食」とか「京料理」という強いイメージが

 あると思います。それは、京都から離れれば離れるほど、そう

 いったイメージを持たれていることと思います。

 とは知りつつも、むかーし東京から来られた方をラーメン屋さ

 んにお連れしました。しかもカレーラーメンです。

 インドでも中国でもなく、京都。なのにカレーラーメン。

 当時私は若かったと思います。自分が食べたいものを迷いなく

 おすすめしただけですので。

 いや、でもあの味はそこでしか味わえないので、まるっきりN

 Gだったかというと、そうでもないような気がしています。が

 恐らくNGだったでしょう。
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 H  P:http://yosyakozo.jp
 E-mail:info@yosyakozo.jp

 実は京都はラーメン激戦地区でもあります。
 おすすめは、天下一品です。
 あれ?カレーラーメンじゃない・・。

コラム | by muranishi | comments(0)

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