当工房の処女作です。
外壁には御影錆石の小叩き仕上げを用いています。
この錆石。年月と共に内在する鉄分が錆びることで
風合いが増していきます。
建築とは、建った時が一番美しいのではなく
年月と共に美しく変化を遂げることが大事だと考えています。
その美しさとは、決してキレイさではなく、風合いであったり
趣であったり、時間を重ねるからこそ醸し出すことができる
美しさを指します。
内部にも天然の木や左官材を用いることで、現代の住宅が
失いつつある「自然の風合い」を感じる住居を目指しました。
敷地は大阪市内の土地30坪程度。建蔽率の制限や緑地化の
条例などもあり、有効建物面積(建築面積)は約10坪程度
ですが、外部との繋がりを意識した空間構成とすることで、
広がりのある印象を持つ空間に仕上げています。
様々な制約やご要望という情報を整理していき、これ以上
差し引くものがなくなった状態こそが、シンプルで飽きの
来ない空間であると考えます。
これが私達の、用舎行蔵の基本理念でもあります。
敷地面積: 98.65㎡(29.84坪)
延床面積:156.81㎡(47.44坪)
構造規模:地下1階・地上3階/RC造
構造設計:有限会社五元設計
施工会社:株式会社伊西組
神戸西宮の山の手、市街地を臨む高台に計画された住宅です。夜には美しい夜景を眼下に臨み、リラックスした時間を過ごすことをメインに、2階に40帖を超えるLDK空間を創出しました。
スッキリとした外観。白と黒のコントラスト。名古屋の住宅街に佇む住宅の計画です。3方を建物に囲まれた敷地で、如何に建物内部に光と風を取込むかを追求した住宅でもあります。
9.9m角の平面で構成された平屋建ての住宅。建物中央には2.7m角の中庭を配しています。外観は黒を基調とした杉目板貼り。内部は白を基調としたモダンシンプルな和の空間が広がります。
竣工写真はコチラ
大きく張り出した縦格子が印象的な外観。全体をアースカラーでまとめあげ、落着きあるレトロな雰囲気を醸し出しています。目指したのは、懐かしさを感じる家。我が家に帰って来た時に、「ほっ」とする空間です。
市松格子が施された外観。外部からの視線を穏やかに排除しつつ、南からの太陽光を室内に取り込むための装置ともなります。前面、格子の後ろには3層の吹抜けが存在し、道路から程好い距離を保ちます。
シンプルな形状をコンクリート打ち放しの外装でまとめあげ、ポイントとして日本の伝統的な縦格子を用いております。
竣工写真はコチラ
白を基調にしたシンプルな構成。道路からの視線を遮断する格子が街並みにインパクトを与えます。内部構成はスキップフロアとなっています。
外壁は左官塗りです。吹付け塗装とは異なり、厚味をもった質感の有る仕上りとなります。櫛引き模様で陰影をつけ、立体感をもたせることで、よりシンプルなフォルムが活かされています。シンプルさの中にも落ち着きと重厚感を持たせることに重点を置きました。
南に大きく張り出した軒と、2階部分に設けられたルーバーが夏期の強い日差しを遮ります。また、ルーバーは将来的に南側に住宅が建ち立ち上がった時に視線をカットする役割も兼ね備えています。
黒い杉板と生地の縦格子で構成されたシンプルな外観。正面縦格子の上部にはグレーチングデッキが設けられ、下部にも光を落とす空間となっています。
中庭に面する2階の開口部には、プライバシーと日差しの調整をする、木の縦格子でできたルーバーを設けました。このルーバーは開閉式となっており、太陽の角度や風の向きに応じて、調整を可能としています。
白いシンプルな外観に、木の縦格子が温もりと変化を与えます。 開口部は道路や敷地境界に対しては必要最小限に抑え、建物内部にプライバシーが確保された光庭によって確保しています。
1階リビング部分に大きく開かれたシ開口と突き出した玄関部分、そして陰影を刻む2階窓の3要素によって造り出される表情は、白という色に合った、シンプルで飽きのこない外観を意図しています。
外観はメンテナンスを考慮したガルバリウム鋼板です。明るいシルバー色とし、階段室の大開口サッシュと共に、外観に開放感を与えます。
外壁に用いる素材の種類を可能な限り少数に抑え、シンプルで統一感のある表情に仕上げました。これは、現在計画地の街並みに見られる雑然とした風景・雰囲気を引き締める役割を持たせつつ、シンプルな箱に愛車を収めることで、その存在を引き立てることを意図しています。
格子状の駐車場扉奥には吹抜けが位置するため、エントランス同様自然光の降り注ぐ地下空間となっています。1階ガラス張り部分にはテラスが存在し、通りからの視線を遮るプライベートな屋外空間が広がっています。
道路に面した南側の外観は四角を基調として、リズミカルに開口部を設けました。白い壁と玄関やテラス等に用いた木が温もりを持たせます。
シンプルなシルエット。手前の大きく開かれた開口は庭と一体となる屋外テラスです。テラスは大階段を媒体に2階デッキと繋がれます。
外観は2色のガルバリウム鋼板を用い、シンプルな形態の中にもコントラストの変化ある表情としています。
水廻りを重視した「AQUA-STYLE」。和の趣を取り入れた「NEO・JAPANESE-STYLE」。キッチン廻りを重視した「DINIG-STYLE」。そして収納を重視した「REGULAR-STYLE」の計4タイプが配された集合住宅。それぞれに個性ある空間が居住者を寛ぎの一時へと誘います。
ガラススリット部分は、内部に光廊下が広がる光の舞い降りる空間です。ここに住まう人の趣味のギャラリーとして活用されます。
1階が駐車場。2階がワンルームの集合住宅。3階をオーナー住戸とした計画です。
2階ワンルームはデッキスペースを挟んで、浴室がハナレ的空間となっています。
高さを抑えセットバックすることにより、敷地内道路に開放感を与えています。各住戸前には、コミュニティー形成の基盤となるセミパブリックゾーンが広がり、個々に趣のある空間の仕掛けが施されています。またセミパブリックゾーンと道路の間には、バリアフリーゾーンとして、公園まで安全に続くペーブメントを整備します。各住戸の表情は、組格子のパターンにバリエーションを持たせることにより、同一素材でありながらも個性的で変化に富んだ街並みを形成します。
高齢者同士による自立共同生活空間の提案です
過疎化した地域や集落に住まわれる高齢者が集まって生活することで、孤立を防ぎます
キュービックな形態が斜面に向かって秩序良く並んでいます。斜面に向かうに従って狭くなることで、斜面に溶け込むようなイメージをもたせています。LDK前に大きく取られたデッキや2階のデッキ、屋根に見られる丸い天窓やその下に広がる吹抜け空間などが、自然を取り込む装置となり、建物を通して人と自然との一体感を生み出します。
車での来訪をメインとして
歯科医・眼科・皮膚科・薬局などが入るクリニックモールの計画です
車での来訪をメインとして
歯科医・眼科・皮膚科・薬局などが入るクリニックモールの計画です
1階に喫茶店や医院を擁する店舗併用住宅です。1階RC造+2階木造の混構造。2階住宅の雰囲気を出来る限り外部に出したくないという御要望から、ハイサイドライトを多用したプランとしています。全体の雰囲気はグレー+黒の色合いで、店舗の中核となる医院のイメージ「落着きと堅実さ」を表現しています。
左側が理髪店の入口。右側が住宅の入口。そして中央に理髪店スペースが配置されています。中央には特徴ある開口を擁し、人々の興味をかきたてます。
壁面にはテキスタイル(布)と木を用いています。2つの異なる素材が向き合う店内。これはそれぞれの素材が持つ温もりの対比と、空間に変化を与える仕掛けです。
「和のテイストを持つ美容室」をコンセプトとしています。外観は切り妻屋根と縦格子のシンプルな構成となっています。
1階に事務所、2階に住居を内包する建物。ボリューム感を抑えるため、1階はガラス張りとし、2階の軒高さを可能な限り抑えてあります。これは、敷地周囲に未だ田園風景が多く残る土地性への配慮の結果です。
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