築60年を超える住宅の建て替え工事に先立ちまして、既存住宅の解体清祓いの儀が
執り行われました。
これまでの家との想い出や家への感謝など、お施主様の胸には去来するものが数多くある
かと思います。
そんな想いを感じつつ、新しく創っていく空間はより良い空間にしなければと
思った次第です。
敷地が広いため、既存の樹木なども数多くありますが、出来る限りそれらを残しつつ
やむなく伐採する木々には感謝の意を込めて、神主様やお施主様によるお祓いも
行なわれました。
新築の着工はまだ数か月先となりますが、より良い空間を目指して取り組んで参りたいと
思います。
階段の設置が完了。
一部お施主様がイメージされていた内容と食い違いがあり、当方の説明不足を
反省。パースで階段を受けるササラ材を省略していたのが原因なのですが
説明=ご理解いただくことである必要を痛感。
階段をあがった2階では天井や垂れ壁の下地が着々と進められており、電気の配線も
追いかけるように進められております。
徐々にカタチが見え始めた状態です。
外部では左官壁の下塗りまでが完了。
内外共に完成形へと近づいております。
本日はお施主様と共に、京都の千本銘木商会さんへ銘木の選定に。
選定しますのは、玄関下足収納脇に設けます赤松皮付き丸太。
自然の木ですので、ひとつとして同じ表情のものはございません。
そんな中で、細めではありますが、スッと真っすぐに伸びた丸太
を選定されました。
これから蝋引きをして現場に納められます。
養生で蓋がされておりますので、光の入り方はまだ確認できておりませんが
先週施工中でした床格子の設置が完了しております。
格子の上には透明のポリカーボネイド板が設置予定です。
外部では外壁サイディングと軒天の施工が完了しておりまして、次は
外壁左官の工事が進められる予定です。
そして今回は玄関ポーチや玄関土間に豆砂利の洗い出しを施す予定でして
砂利の大きさや全体の色合いを検討するべく、6種類程のサンプルを作って
頂きました。
壁との色の相性なども鑑みまして、写真手前の風合いにて決定。
玄関土間天井の仕上もサンプルにて最終検討いたしました。
ヨシベニアや杉の網代、代萩べニアなど自然の風合いある和の空間に
マッチする素材の中から最終選ばれましたのは、代萩べニア。
落着きある玄関空間となる予定です。
現場には先日京都の京北で選定いたしましたカウンター一枚板の搬入も
完了しておりまして、徐々に仕上げ工事の段取りが進められております。
« PREV td> |
|