内部の構造的な工事(接合金物設置や筋交いの設置など)もほぼ完了しまして、
サッシ枠の取付けに引き続き、外壁下地工事が開始されております。
写真上部に見えております白い部分が透湿防水シートと呼ばれるもの。
その上に通気用の胴縁が縦方向に打ち付けられております。
下から入った空気を上に抜くための通気層を確保することで、内部の湿気を速やかに
排出すると同時に、万一侵入した雨水などもこの層で下の方へ速やかに流出させます。
この通気胴縁にバラ板を打ち付けまして。。
これが打ち付け途中の様子。
この上にアスファルト防水シート、波ラスを貼っていきまして、モルタルを塗った後に
吹付け塗装を施して完成です。
吹付け仕上げまではもう少しかかりますが、着々と外壁工事が進められているところ
です。
本日は着工に先立ちまして、建物の位置出し(図面通りに建物位置が出ているか)
と設計GL設定の確認を行いました。
まずは建物位置出しの確認から。。
白い縄が建物の外郭ラインとなっておりまして、壁芯を表しております。
重要なのは建物の大きさだけでなく、敷地のどの位置に配置されているか?という点
です。今回は正方形の外郭ラインなので非常に分かりやすく、特に問題はございません
でした。
続きまして、設計GLの設定確認。。
近くのマンホールレベルを基点としまして、今回建てて参ります住宅の地盤基準
レベルをどの高さに設定するか?という確認になります。
設計図通りのレベルで問題ないか現地で目視確認しつつ決定して参ります。
その他外構の納まりやアプローチ部分のレベル確認などを行いまして、現地での
打合せは完了。
いよいよ基礎の掘削から工事が始まります!
コンクリート造部分ではコンクリートの設計強度が出ていることも確認できまして、
スラブを支持していた支保工が外されております。
暗がりに浮かび上がる家形の窓の様子。光のありがたみが良く分かります。
それはさておき、本日は確認検査機構の検査員の方によります中間検査の日。
まずは建物位置が図面通りになっているか確認されたり。。
引き続き、接合金物が構造図通りに設置されているか確認されたり。。
一番奥から検査員。現場所長。構造設計者。の順で写っております。
検査員・現場・設計者の眼でチェックチェック。
少し手直しすべき箇所もございましたが、現場サイドでその場で対応頂けて感謝
です。
検査後に一応大屋根の防水状況も設計者として確認したり。。
取付けが始まったサッシ下端の防水立ち上がり寸法を確認したり。。
と一通り確認して、現場を後にしました。
ちなみにユニットバスの据え付けも完了しておりました~。
上棟が無事完了しております。
間口の広い建物なのですが、足場のシートで両サイドが見切れており全貌が露わに
なるのはまだ先のお話です。
内部では構造躯体の耐震性を確保するための金物が取付けられたり、筋交いが
設置されたりしております。
またコンクリート造部分と木造部分を接合する箇所も施工が進んでおりまして。。
コンクリートと木が垂直面で接合されるのはなかなか見ることのない納まりですが
構造図通りに納まっております。
また、雨水から建物を守る役目を担う防水シートの施工も進められ。。
ここ最近はたまに雨が降っておりますので、このシートのおかげで内部は雨から守られ
ている状況です。もう少ししますと、本格的に屋根工事が始まります。
サッシはまだついておりませんが、二階ホールからの眺めはこのような感じ。。
横長の窓が住宅街の風景をパノラマ的に切り取っておりますが、最終的にはこの
外には格子が建ち並ぶ予定です。
そして明後日は第三者機関によります中間検査が実施されます!
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